「科学的社会主義」討論欄での山本進さんの「レーニン批判」(8/31 )を読ん で、まじめな党員の言うこととは思えない、と考えていたのは私だけではなかったよ うで、千坂史郎さんが簡潔で的確な批判の文を投稿された。ところが今度はまた、 「構造改革に賛成の赤旗読者」さんが、別の「30年党員」のことを「紹介」して下さっ た。
>北朝鮮の特務機関による拉致が現実にあったのに、国民の安全などまったく考 え ない。アホの一つ覚えで「平和憲法を守ろう」としか言えない無責任。もともと軍 隊(「人民軍」のことらしい)を持つことを支持していた党が、いつのまにか心の底 では米国の軍事力を当てにしている・・・以前はこんな党ではなかった。
かって不良党員だった私でさへも首を傾げたくなる内容だ。まじめな党員なら、拉 致問題を真っ先に国会で取り上げたのは共産党だと胸を張って主張する筈だ。「九条 の会」を核に「平和憲法を護ろう」と立ち上がった「勤労人民と共に、向上心を失わ ない勤勉な国民と共に、新しい政治運動を構築しよう」と主張する筈だ。まったく、 本当に、こんなふうに「ついに党員すらも変わり始めた」のなら、共産党などいらな い。そんな党員はさっさと離党して民主党にでも入れば良い。党に残る私の友人達に は、そんな情けない党員は一人もいないので、「構造改革に賛成の赤旗読者」さんの 報告は全く信じられない。