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全ては戦時下

2004/09/09 長壁 満子 40代 金融

 寄らば大樹の陰さん、ご活躍ご苦労様です。あちらの板でもこちらの板でも、 あなたの言説は、安心して開くことができます。
 実は私は、スポーツというものはとんと、縁がありませんでした。むしろ、戦時下 には大いに利用されるものとして、忌み嫌ってさえいました。こどもの体育の時間に、 まっさきにでてきた軍隊用語に、異をとなえました。その後は、つかわなくなりまし たが。
 さて、そうはいっても、野球も、選手たちにとっては、職業。生業です。生業とす るからには、信念も誇りもあるでしょう。一般の労働者と同じ、濃縮された自分をか けるだけに、強いこだわりがあって当然です。同時に、多くのファンを自負している 責任もあるでしょう。
 そうした意味で「たかが野球」でなく、「されど野球」す。
 今日もテレビで報じていましたが、いつもと同じ、通り一遍にとりあげながら、 「野球のことで新聞一面に載るくらいですから、日本も平和ですね」とコメント。
 このおめでたい言説はまったく、平和な日本を象徴して余りあります。どうして、 こうなのでしょうね。
 私は、この戦時下、市町村合併も、銀行統廃合も、君が代日の丸も、すべて、すべ て、戦争国策かのものとしてみています。戦争を完遂するためには、個々の自立や無 用。個々企業や冶自体の意思など、あってはやりにくくて困るではありませんか。
 冶自体など、ましてや、自民党をおいぬいて、トップにある共産党議員は目の上の たんこぶ。合併は共産党つぶしでもあります。
 一方、先の国鉄解体、今の郵政民営化も、これらの裏返し。こちらは、利潤追求も さることながら、自分の気にいる部署への利潤吸い上げであり、経団連がらみの戦争 推進企業が駒となって、戦争能力をバージョンアップするための布石でしかありませ ん。
 メディアもメディア、翻弄される個々の民衆も民衆、それぞれ、人騒動ありながら、 次第次第に、戦争路線はしっかりと、しかれていきます。
 今辺野古ではすさまじい戦いが行われています。野球は野球、憲法は憲法、ファルー ジャはファルージャ、チェチェンはチェンである限り、日本人は、またしても、同じ 道を突っ走ります。