先週の土曜日に、近所の人たちと10名ほどで、結構でかい田舎屋敷に住んで
いる友達の家で宴会に招待されました。場がすすんで、余興に「恐い体験話でもする
か」ということになり、それぞれが、自分の体験話、あるいは人から 聞いた話、地
元に昔から伝わる話なんてのをはじめました。
この手の話は、たいていどこかで脚色がはいっているので、一生懸命話すわりには、
たいして恐くはありませんが、一人だけ、けっこう凄みのつたわってくる、恐い話が
ありました。途中で、照明を消して、ロウソクを2~3本立てたのが余計に効果をか
もします。
あまりの物凄さに女性がおもわず悲鳴を上げそうな雰囲気ができあがりました。ま
さに話のクライマックスがおとずれようとしたそのとき、「ボワッ」と大きな音が、
誰かのしたばらから響きわたりました。
一同は一瞬、静まり返りました。次の瞬間、笑い転げる人が続出、話をしていた友
人も、笑いが込み上げてきて話がつながりません。
そのあとは、どんなに恐い話をしても、みんながさっきの「ボワッ」思い出し笑い
してしまって、恐い話になりませんでした。
実は、恐い話をしたあとで、近くの心霊スポットに皆で行ってみようか、というこ
とになっていたのですが、「そういうところで、ボワッをやるような不心得ものが
出たら大問題だ。」とこれまた大笑いでうち止めになりました。
その後、恐い話を考えると、友人の「ボワッ」を思い出し笑いしてしまって怪談が
できなくなりそうです。
どうして、こんな話をはじめたかというと、当日、その友人の家にね自○党の市議
会議員とその兄貴分の県会議員が来ておったんですよ。
この人たちが、まさに日本の国情とか、世界の世情とかを一同に語る様がまるでこ
んな恐い話に映ったわけですね。
それを聞いていて恐ろしいと(この人たちのいうとおり恐ろしいよのなかだからこ
の人たちの言うことをきかなきゃいかんなんて)だと思っちゃうひとがいるわけです。
そこで、こういう話を酒の席だから余計にみんなの潜在意識にもぐりこんじゃう、
それにあとで詰問しても、「酒の席だから」なんて逃げることもできるわけです。そ
れをぶちこわすにはどうしたらいいか、しかもあかるくぶちこわして、ぶちこわした
ことが皆の潜在意識に潜り込むようにと、JCPを勝手にサポートする私は考えました。
失敗してもそれこそ、敵がつかう「酒の席のことだから」の逃げがこちらもつかえる。
多少品性は、問題あるにしても、それこそ酒の席のことだ、というわけです。
作戦は的中しました。くだんの議員義兄弟コンビの思惑は、くだけちって彼等をイ
メージするたびに「ボワッ」っという笑いだけがこみあげるという構図です。一国の
宰相相手だって、こういうのいいんじゃないか。