そ うだんたんですか。今は「原水禁」の方で活動している私の恩師からも、銀 河さんと同じ告白を聞きました。62年前後の頃の出来事ですね。ご本人も被爆者なの で、なおさら悔恨の思いは強かったようです。私など、今の時点の「高み」から気安 く批判してしまいますが、当事者の方の告白は重みがあります。
私は、組織の存在意義を否定しないし、必要なものだと思いますが、自由にものが 言える風通しの良い組織でなければ、必ず誤った方向へ行くと思っています。その風 通しの良さには、一人一人が常に気を付けていなければならないものだと思います。 炭坑のカナリヤよろしく、悪い空気が充満してきたら、卒倒して見せることです。そ れが芸術家の務めと、たしか、カート・ボネガットが言いましたっけ。