解放運動や原水禁運動の分裂は、あたかも、最初から続いている不変の定理のようである。
故江口朴郎や古在由重が懐かしい。
昔、部落解放運動のリーダーで、後、全解連を率いた岡映氏の言葉を
今も思い出す。
昔、共産党は、地区に守られていた時代があった。
共産党も解放運動の先頭にたっていた。
「党を選ぶか、解放運動を取るか、世間が思うほど簡単ではなかった。」
「朝田善之助の共産党入党の際の推薦者は、私だし、解放運動はわし自身の生きた証の一部や」
「戦前、治安維持法で逮捕され獄中で生き抜けたのは、わしの誇りの共産党であることやった。」
「村のみんなも、旗もって送ってくれた。村の皆もわしを誇りにしてくれた。」
「解放運動が、金で買われて、甘い蜜にたくさんの蟻が群がってきよった。」
「しかし、いずれ民主運動も平和運動も皆一緒で頑張れるように統一せなあかん。」
思い出すと懐かしい言葉であるが、党本部には、未だ届いていないし、 今までの「成功体験」で自縄呪縛のままである。