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さつきさんへ、「イラク反戦」も言えないのですか?

2004/10/02 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 いつも的確かつ冷静な投稿をありがとうございます、必ず読ませていただいております。
 また私の基本的考え方について、ご自身の判断をそれなりに御明示頂き、望外の幸せです、ありがとうございます。
 しかし思うのですが、日本共産党は本当に体制内政党になっていいのか、今の資本主義世界体制をこのまま続け、それを守り、擁護していっていいのでしょうか? 精々資本主義の体制的ほころびを、御用聞きよろしくその都度補強し、人々にその真の姿を知らせないように隠し通す政党で我慢するという事なのでしょうか?
 そうであれば民主党と何ら変わりがないし、いや民主集中制を含めると党首から末端までなんでも言いあっている、我が自由民主党とも遜色がないということなのだと思います。
 もしそうでしたら、共産党知識層を代表される山本さんが言われたとおり、「日本共産党」と言う党名などさっさと投げ捨てたほうがいいでしょう「共産党」と言う党名にこだわる必要などどこにもない。

 最初のことに戻りますが「サウンド・デモ」は確かにブランド・ショッピングに集中したい人や「深窓」を好まれろ人たちには、うるさくて仕方ないかも知れませんが、若者達の心の底からの叫びであり、一つの表現の仕方でした、それゆえに大人しい共産党系のデモではなかなか見られない、街頭からのデモへの飛び込み・合流や、エールの交換が相当に発生したそうです。
 サウンド・デモは今の若者達の行きどころない不満と不安、そしてイラク戦争への反対の心を彼らなりに表現したものです。
 特定の政治色などこれっぽちもなければ「打算」もなかったと思います、現在の体制が、「自らの体内から発生させた不協和音」そのものなのです。
 流石に「赤旗」は書かなかったも知れないが、共同通信の記者たちには共産党など既成の集会やデモなどと違う、若者自身が発する「何か」を捕らえレポートしています。
 何もしないで、どんな努力もなしに、従順に過ごしていて、この世の中が変えられるのなら一番いいでしょう、しかし歴史を幾ら振り返ってみてもその様な事は過去一度もない。
 現にさつきさんでも、日本共産党でもいいのですが、私たち労働者、市民、学生、農民また差別を受ける人々にとって高く評価され、本当に心底から安心して暮らせる「国家」なんてどこかに存在するのでしょうか?
 こんなサイトへの投稿で世の中が変えられるわけがないのは勿論ですが、今の共産党の路線でそれがなしうるとはとても思えない。
 理想的議会主義、代理民主主義なんて幻想に過ぎません、またごく一部の人たちによる民主集中制なども同じです。
 デモでも集会でも、或いは労働組合でもいい、みんなが本音を出し合い意見表明し論じ合える場をなくしてはならないし、それを力で規制するなど許されてはなりません。
 さつきさん、これらは当然の前提条件と思っていたのですが違っていたのですね。
 やっぱり「サウンド・デモ」はダメですか? 絶対許せませんか? さつきさんらしくないと思いますがー。