Mr.koh さんのお悩みよく理解できます。
バリバリの党員家庭に育ったのは、お幸せのような、お気の毒なような、うらやま しいような、うらやましくないような複雑な気がします。
その家庭の有りようの良いところだけを活かして、行き過ぎた部分をあなたの世代 で是正をしていただきたいと思います。
親の党活動を見ていると、自分の時間を犠牲にしてまで党活動したくない。共産党 の言っていることには支持するが、共産党に入ってまで活動したくないと思いながら、 18歳(入党できる年齢)から7年間拒み続けました。
まったく見上げた正常な感性だと思います。
ただし、民青同盟には高校生の時から入って十数年活動しているが、すきなように 活動している。今は、入党して党活動らしきことはやっているが、民青の活動と党の 活動、そして会社と多忙なため半分適当です。(親みたいに自分の時間を犠牲にした くない。といいつつも半分犠牲になっている)
活動を楽しみながら自己犠牲をするのなら、それも結構、将来の展望があっての犠 牲なら、それも結構、嫌々ながらの自己犠牲は、革命のためにはマイナスだと思いま す。
党員・機関誌の拡大活動をしろといわれても、就職の関係で近くに知り合いのいな い街に住んでいるし、友達は党員だし、会社では、ほとんどが無党派で政治に関心が ないし、無党派で政治に関心があるのは上司のみ、上司に共産党への入党はいくら何 でも普通の会社では不可能に近い。また、会社には組合という物は存在しないオーナー 会社なので、むやみに政治活動はできない。
いい商品なら、余り苦労しなくても売れるはずです。赤旗の拡大がスムーズに行か ないのは、ある種の欠陥商品だからです。まず良い商品に変えることが先決でしょう。 自分が良い商品と思い込むことも大切だとは思いますが。そう思えないのだったら無 理をすることはないと思います。三菱自動車のセールスマンだって、自分の売った車 で人が命を落としたら寝覚めが悪いでしょう。
赤旗の拡大は、思想を売る事にもつながります。その思想にふれたことで相手の人 生がいい方へ変わることを期待して、拡大すべきです。その確信がなければ無理をす ることはないと思います。
最近、それでも何とか拡大しようと、党員の娘・息子を対象に、訪問活動・電話か けをしたが、「うちの子は政治に興味がないみたい」と親にブロックされたり、訪問 して話したら「親の活動を見て、ああいうのはしたくない」と言われたり、散々だっ た。
自分は一生懸命共産党活動をする人に限って、子供には活動させない人が多いです。 その人の生活の中に何かいびつな無理を抱えているからでしょう。親子ともそれを認 めあって、なれ合いになって、真実を確かめるという努力をしない。そこが共産党の 伸びない真の原因だと思います。
真の社会主義革命は、無理をしない。楽しく生きる。希望に満ちている。そういう 生活の中から生まれる筈だと思います。
一歩一歩着実な生活努力をする。その中で生まれた諸矛盾を大きな社会の動きと結 びつけて考える。そうすれば、自分一人では解決できない大きな矛盾のあることに気 づくことでしょう。早く気づいた人がまだ気づいて居ない人に知らせて上げる。それ も押しつけでなくその人なりに理解出来るように援助してあげる。
理解出来ないのに押しつけても無駄なのです。赤旗拡大も、生活の中で矛盾に目覚 めた人に勧めるのが王道です。矛盾に目ざめさせる運動も起こさいで商業新聞のよう に拡大のノルマだけ押しつけるのは間違いです。ノルマを押しつけてる人自身が数追 い主義で、同じ人に短期間だけ何度も拡大するようなインチキめいたことをやってい るのが実態ですからあせらずに本当に読みたい読者に出会うまでは、拡大できなくて も恥をしのんだ方が賢明だと思います。
時期がくれば、党も正しい道に立ち返って、党勢も伸びる時がくるでしょうから、 今はあせらずに自分のやれることを無理なく努力することをおすすめします。