T様にその2
先日の投稿で思惟がまとまらなく、さざ波通信に載せていただいた、拙稿を自分で検証しながら、一つ申し上げたき事あり、再度投稿いたします。
④資本と国家そして国際連帯の中のブントマル戦派の金融資本、産業資本等の(下部構造が上部構造を規定する)規定は超資本主義という日本社会の現状に合っているのでしょうか。
私はマルクスの剰余価値説では説明しきれない状況に現在の日本はあると思います。
アントニオ.アグリの帝国におけるマルチチュードという革命主体としての思考の方が、有効だと思います。
網野善彦の無縁.苦界.楽.の中の非農業民が変革主体であったように超資本主義社会の変革主体は独立自営業者+自治的労働者集団かもしれません。
私たちは、特異点という超資本主義の歪みの中の剰余価値を汲みだし超資本主義の無効化の戦いを進めるべきだと私は思います。
いずれにしろ、真に自立した個人が戦いを進めなくては、権力構造を変えていく大衆斗争は構築できないと思います。
最後に一言。
私の人生の中で出会った旧所感派のY隊員の言葉を。
国家権力、アメリカ帝国主義に火炎瓶で立ち向かうのはすごく怖かった。
でもいい加減な奴ほど、勇敢に戦った。
戦った後は、自分のやるべき事が見えてきた。
だから1/25000地図を見ながら労働者をオルグして安保斗争に組織した。
所詮我々は闇から生まれ又闇に消えていく、党中央なんか関係ない、
俺はは人生を楽しみながら、なすべき事をなす。
酒とタバコと絵を愛した美術用品の販売店をしていた人です。
でも少なくとも彼の瞳はとてつもなく澄んでいました。
K様へ
山村耕作拝