茶爺さま、御苦労様です。
あなたのお怒りとお嘆きは痛いほど判るのですが、残念ながら基本的なご理解が大いに不足しているように思います。
「ODA援助」ってなんでしょう、ご存知ないでしょうか? フイリッピンやインドネシア、マレーシアのアジア、そして中南米の諸国など、勿論中国も韓国もですがー、それらの大半は、現地の実情とかけ離れたダムやビルの建設、大きな土木工事、そして殆ど使われることもなく錆び付いてしまう最新鋭機械など、日本のODA援助の殆どが「日本国家による日本企業のため援助」なんです、一方的な「蛸の足喰い」援助なんです。
新聞や週刊誌などで、ODA援助はかえって現地の人々を苦しめ生活を破壊しているってお聞きになった事ありませんか?
まともな社会科の授業を受けた中学生なら、皆知っている筈です。
そうなんです、ODAは私たちの税金から支出されますが、その大半は日本の大企業に巡り回って、吸収されてしまい、現地では何の役にも立っていないのです。
それこそ後進国・開発途上国に対する援助と言いながら、日本の企業が儲けるための援助ですから、大半を日本企業が食って、おこぼれが現地の一部権力者(それこそ「売国奴」達ですよね)の懐に入り、現地の人々の環境を破壊し、生活基盤を奪い、心すら蝕んでいるのです。
そんなことしながら、この国はつい最近まで「世界一のODA大国だ」と威張って来たのです。
中国への援助なんてみんなそうです、日本の大企業のための援助なんです。
だから中国へ日本がODA援助したって、北朝鮮などに行く筈もありません。
また中国は「世界の工場」ですからアメリカや日本などへの輸出が多く、外貨の稼ぎ屋なんです、日本が支出するODAの外貨・円なんて目ではありません。
御心配の、北朝鮮への日本の食料援助が金正日の懐に入る事を心配するより、日本のODAがどこに行っているのかを心配するほうが、ずっとまともだと思いますよ。
そもそも北朝鮮へのしぶしぶの食料援助より、ODAのほうが桁違いに多いですからね。
茶爺さまのようなお方が、ボロを着て腹をすかしている北朝鮮の人たちへの「人道的援助」を渋って、文句言うなどお人が小さい!
同じ税金ならもっと役に立つものにしましょうよね。