茶爺さま、まだこの国に対する基本的認識が不足されていますね、もつと「真
相」に迫らなくてはー、まだマスコミが流す「一般常識」とやらに、がんじがらめに
されているようです。
この国は資本主義国家です、同時に帝国主義国家でもあります。
なぜ資本主義かというと、国そのものが「資本」によってどうでもいいようにコン
トロールされているからです。
時の政府・政権なんて資本・独占的大資本の顔色伺いでしかない、もう少し言えば
事務処理当局なんです。
アメリカがイラクに戦争仕掛けたのも、なにもブッシュが戦争好きだからだけでは
ありません、戦争で下級階級出身の兵士が何人死のうが彼ら政権のトップにはなんの
関係もない、戦争は資本が儲けるため、新たな利権を求めて行われる、なにも「正義
や自由」の為ではなく、資本として、帝国主義として生き残る為にやられている、2
0世紀からずっとこの戦争の本質は変わっていない。
ブッシュやチェイニー、またネオコンといわれる連中もイラク戦争によってもうシ
コタマ儲けている、ほくほく顔ですよ、だからブッシュなんかテレビ討論に出て馬鹿
(ママ)なことしかいえないけど、大統領選挙に再出馬して更に儲けようと、アメリ
カ国民に精一杯媚を売っている。
この国でも小泉や竹中なんて「トヨタ」の小間使いですよ、政府なんて大資本には
逆らえない、郵政民営化もダイエーの解体も、より強い資本のための策動でしかない。
少々乱暴だけど、資本と政府、そして戦争はそんな関係、そんなもんです。
私が勤めていたある大企業には、通産省の天下りの役人が代表取締役としてフカフ
カの椅子にふんぞり返っていました。
彼の役目、存在価値は、如何に早く政府の予算を経済的政策を知り、また会社に有
利な政策をするよう元の部下に助言したり、予算配分情報を入手し、企業・資本とし
てそれにどう食い込むか、如何により多く予算を分捕り、おこぼれに預かるかです。
そのために天下りして高給を貰っていたのです,中央官庁の役人の天下りが減らない
のは、この国のこういう構造が体質があるからです。
政府イコール大資本の関係、これは腐っても決して切れない太いパイプでつながれ
ているのです。
竹中なんてその典型的人物です。
ODAは確かに日本の国から支出されます、そしてとりあえず相手国に入ったように
見せかけます、しかし相手国の政府幹部の買収資金は別にして、後の大半は、日本の
企業資本が設計し、計画し用意した、大規模土木工事や設備機器、物資の購入に当て
られ、そっくりそのまま日本の大企業への代金支払いという形で還元されるのです。
だから元々私たちから税金として奪い取られたODA資金は、開発途上国などに行くの
ではなく、この国の大資本の懐に入ってしまい、大企業をより太らせ儲けさせるので
す。
ODAは、社員が苦労して開発したり売り込む企業本来の仕事より、政府の役人は使
えるし、現地の労働者を安い賃金で働かせるしで、企業にとって願ってもない「美味
しい仕事」なんです。
なんかミスがあっても日本政府がフォローしてくれますしね。
でも勿論ODAは資本企業にとって「真っ当」な仕事ですから、不正な仕事とはいえ
ません、茶爺さんは普通の汚職のように勘違いされて「後で調べればいい」などとト
ンチンカンな事言われていますが全く関係ありません。
ODAは高度なテクニックを行使した「大企業ボロ儲け」、政府と大企業がつるんだ
「政府による大企業ご用達」の仕事なんです。
もう少しご勉強下さい。
それともう一つ、お金を扱っておれば常識だと思うのですが、国家など大量の資金
を扱うところでは、仮に言えば1万円札に印をつけておいて「この金はこの為に引き
出したからこの為にしか使わない」なんてことありません。
中国と北朝鮮は一番親密な隣国同士ですから、金正日や高官が訪問したり、「今国
家としてどうしてもお金が要る都合してくれ」と哀願されたら何時でも融通されます。
「日本のODAの金が入ってきたからこれを北朝鮮に回す」なんて絶対ありません、もっ
と国家的観点から中国は北朝鮮を援助しています。
こんな事極当たり前です、ご自分の財布の中と国の財政をごっちゃにしないで下さ
い。
ついでに言えば、中国へのODA援助は中国のためのものではなく、日本の大企業のた
めの援助ですから中国が幾ら「もう要らない」と言っても日本政府は支出を続けます、
日本の大企業が困るからです。
そして最後に色々ご本のご紹介いただいていますが、同じ事しか書いていない本を
幾ら大量に読んだって時間がもったいないだけです。
もう少し他のサイドから物事を見ていただくようお勧めします。
ではまた、もっと大きく目を見開いて世の中を見渡して下さい、頑張って下さいね。