さつき様 こんにちは。
>「社民系」や「共産系」などの被団協に加わらず、これに反発する未組織の被爆者の方が圧倒的に多数派であるのなら、その多数派によって真に被爆者のためになる運動がとっくに起きていて当然だったのではないでしょうか。なぜ、そのような 運動がおこらなかったのでしょうか。
そういう事を共産党の支持者(ですよね?)から聞くとは驚きました。
原水協は、社民系、共産系などとは関係ない団体でした。
「あらゆる党派と思想的イデオロギー的立場や社会体制の相違をこえて、原水爆禁止の一点で結集する人類の普遍的集会」だったんですけど、原水爆禁止とは直接関係ない…当時者たちの脳内理論では関係あるらしい…理屈で、保守系の人を追い出し、今度は、共産社民で分裂し。。。の経緯です。
原水禁と原水協の対立を見てたら、「運動」しようなんて、誰も思いませんよ。
「運動」のイメージ低下の直接の原因は共産、社民の市民運動への介入があります。
その介入の様は、この「さざなみ通信」でも多くの方が触れているので繰り返しません。
広島県民は、「運動しなくても」自分たちの要求を具体的に聞いてくれる自民党など保守勢力を支持するようになったんです。宮沢喜一、池田勇人 広島には内閣総理大臣が2人も出てます。亀井静香氏も広島出身です。
1957年、初めて、被爆者の医療について施策する「原子爆弾被爆者の医療等に関する法律」(原爆医療法)したのは、多数派による被爆者やその支援者による勝利でした。1957年には、まだ保守系の人が、原水協に参加してましたから。
共産、社民のイデオロギー論争よりは、政治経済活動で、被爆者の地位向上をした方が早くて確実で効果的です。共産社民が敵にする、広島の経済界や資本家にも、被爆者はいたんです。。。。というと、なんか自民党支持者みたいですね。
>むぎむぎさんは、なぜそのような運動を新たに創ろうと、この場で呼びかけられないのでしょうか
私が新しい団体を創ろうと呼びかけないのは、創っても意味がないからです。
私の動機は、「原水禁系、原水協系で別れている被爆者のお爺さん、おばあさんが可愛そう」という素朴な感情のみです。それ以上もそれ以下もありません。
原水禁と原水協が分裂したままでも、禁と協が、8月6日に統一行動ができれば、被爆者の方がいつでも望んだ時に統一行動ができれば、もうそれで満足です。
石田明さんが成功させた「ヒバクシャの集い」で見せた二つの被団協の方の笑顔をテレビで見た時。苦渋に満ちた被爆者の方もこんな笑顔を見せるんだ、との感動のみが動機です。(石田明さんはガンでお亡くなりになりました)
反核運動や被爆者に関しては、他の広島市民と同じスタンスです。この分裂の当事者は「禁と協」だけです。
当時者以外が絡むと物事がうまく進みません。原水協の分裂がいい例でしょう。
私がたとえ、団体を創っても、目的を達成する前に、共産系、社民系の運動家の方が絶対、干渉をしにやってきます。協力するフリをして、反核活動以外の問題に引っ張りこもうとするは、不可思議な理論を押し付けるわ。
国政での共産党は支持しますが、市井の運動家、国会議員立候補者には批判的な私。(共産党の議員立候補者って、レベルが低いのはいったい何故?「有権者を馬鹿にするのもいいかげんしろ」と、怒りすら込みあがるレベルの低さに驚きます)
今でさえ、寄らば大樹の陰様がいうところの「微罪」で、共産系の運動家の方たちには悩まされているというのに…運動家の方々の妨害、お節介、勘違いをかき分け、行動する前に、被爆者の方は高齢でお亡くなりになると思います。
>むぎむぎさんの主張を延長すると、少数派どうしがいがみ合い、分裂行動をしていることは大した問題ではない
「たいした問題」どころか、「くだらない馬鹿馬鹿しい問題」です。
被爆者の苦難の道のりを尊重すれば、そんな、「どーでもいいこと」になんでこだわるのか、理解できません。
たとえば、草の根のひとりさんが、統一できないのは。原水禁が原子力発電所に反対しているから云々と言われていますけど、だったら、社会党が原子力発電所を容認した時を契機に、禁に動揺が出てそれを利用する行動があったはずですが、その形跡はありません。その時は、自社連立政権だったから、そちらの方を問題視してたはずです。
8月6日。マスコミが必ず映すのは、原爆ドーム、原爆資料館、原爆慰霊碑。それに「平和の灯火」が必ず出ます。この平和の灯火を寄付したのは、核禁会議(核兵器禁止平和建設国民会議)です。8月6日の前には、核禁会議が主催する平和の灯火の周辺の清掃作業が放送されます。対して原水禁、原水協に関連するのは、「いつもの」分裂行動です。
広島市民は、長年の禁や協の活動の「成果」に、冷ややかです。
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/00abom/saikoutiku/2/000719.html