S・T編集部員様こんにちは。たまたま、
「第37号(04年04月)イラク人質問題に関するトピックス(再録)」を読んでいて、
いかにも共産党員さんらしいなあ、と思って読んでいました。
共産党の方って、普段は大衆の味方と言っておきながら
「大衆」の存在を無視されてますよね。
大衆というのは、理論や理屈ではなく、感情なり、本能で動くものなんです。
「人間が本能で動く」信じたくないでしょうが、群集心理学などで科学的に証明され、
大衆が集まる施設の安全設計、非常設備の設計、コンビ二、スーパーの動線、品物の陳列方法なので、積極的に使われています。視聴率も、政党の支持率さえも大衆が握っています。だからこそ、電通などの大手も、読売新聞などの大メデイアでも、大衆の動向を気にするんです。その調査に莫大な費用を使ってます。世論調査もアンケートも、有権者からヒアリングもせず、大衆の重要性を熟知する企業ほどには、広告宣伝にお金を使わず、、
大衆の気持ちがわかるらしい共産党は、非難とかを通り越して、「面白いなあ」と思う私だったりします。
いままで大衆は物言わぬ存在だったのですが、インターネットの普及により、発言する大衆が出てきました。
共産党の人って、自分たちが主義主張で行動するから、対抗する側も、集団だったり、厳格な主義主張があると思い込んでいるんですよね。日本の集団で、明確な主義主張で行動しているのは創価学会公明党位じゃないですか? 社民党なんて、主義主張があるようて、全くないし。自民党は支持集団の利権と権力志向で動いているだけです。小泉さんは、郵政民営化で、最大級の自民党応援団体、特定郵便局長を敵に回して主義主張で動こうとしているので、共産党員みたいです。
大衆を操作するのは、大変です。もし大衆操作が簡単にできるようだったら、お金持ちの自民党の支持率は100パーセント。理論に裏づけされ大衆の味方、共産党の支持率も100パーセントのはずです。S・T編集部員様が、示唆するように、たかが、政治家、たかがマスコミごときの発言で、大衆がネット右翼と化すわけがないです。
4月のお説への後だしジャンケンみたいで、例に出すのは適切ではないかもしれませんが、もし、北朝鮮強硬派なるネット右翼がいて、大衆を掌握していたとしたら、
何故、拉致家族の帰国の際、政府に抗議をする拉致被害者家族に対して猛烈なバッシングが起きたのでしょうか。(ネット左翼が大衆を掌握したっていういいわけはなしですよ。それだったら、共産党の支持率もあがってるはずです)
イラクの人質家族と、拉致被害者家族の共通点。
「大衆を利用し、大衆が味方についていると過信して、自分たちの存在意義(家族の安全)より、自分たちの主義主張を優先したから、大衆の怒りを買った」というのが、私の理解です。
ありもしないネット右翼への対抗意識を剥き出しにするより、どうしたら大衆を味方にできるか考える方が建設的です。
共産党が大衆の気持ちを汲めば、広島市民の、反核運動の分裂への冷ややかな目も、理解できると思うんですけどね。難しいんでしょうね。