11/11 しんぶん赤旗7面に
逃げ場なく住民犠牲
「庭に9歳息子埋葬」
米軍の攻撃につづく恐怖 とタイトル
作戦を正当化する米大統領は今回のファルージャ掃討に「無実の民を殺害する 者、イラク国民や連合諸国を恐怖に陥れようとするもの、民主主義の阻止を図る 者たちを裁きにかけるため」と、言及。また、「香田証生さんらを殺害したとさ れるザルカウィ容疑者の組織壊滅等を頭に置いたもの」とされている。
市街戦の実験すすめる米軍
ロシア国営放送
ロシアの国営ラジオ局マヤークのホルモゴロフ評論員は9日の放送で、ファル
ージャが米軍の「市街戦の実験場」となっており、「世界の目には脅威と映る訓
練だ」と批判しました。
同評論員は「再選されたブッシュは、イラクを屈服させるのに必要な行動を許
可できる」「それはがどんな犠牲を生もうが、何十万人が住む都市への銃撃、空
爆などの恐ろしい蛮行だろうが、おかまいなしだ」「ブッシュは帝国政治の理想
的な道具(=米軍)を育てあげようとしている」と述べています。
ロシア国営放送の言及は真に迫っている。イスラム世界にはブッシュのいうテ
ロリストなどひとりもいないが、戦争口実のためのテロリストはいくらでも作成
できるというものだ。日本人人質では4月も、今回の香田さんも、こうして、フ
ァルージャ壊滅の大口実につかわれた。前回は1000人(しんぶん赤旗は数日
前には突然700人から600人とした。そのせいか、昨日の集会で、森住卓さ
んまでが、600人と言及))のファルージャ民衆が虐殺された。私は、いろい
ろな情報から、700人どころでなく1000人以上と確信している。
イラク戦争の犠牲も長いこと、1万人以上といわれていたが、つい、この前、10万人
以上と修正。その数日前には、イラク人女性弁護士が「少なくとも20万人以上
」と言われていたことが、しんぶん赤旗に掲載されていた。
このようにして、いつでも、やられる側の被害報道は、一桁違うのである。戦
争が嘘と隠蔽でつくられ、始まるのはいつものことであるが、ならば、私達は、
教訓としなければならないのではないだろう。
間違っても、米国の垂れ流し報道を鵜呑みにし、日本メディアの翼賛報道に踊
らされていては、愚人そのものではないだろうか。
問題は、この戦時下、規制された報道下にあって、いかに、洗脳に抗うかだろ
う。
国内でも、地震や台風などの災害。自衛隊が60人以上も自殺し、若者や働き
盛りの男性が毎年3万人以上も自爆。6ヶ月の赤ちゃんを殺す父親から、夫や子
どもを虐待や保険金殺人の目的で殺す。親子で散歩するクマを殺し、天然記念物
の動物さえも、その生存を抹殺。
街を歩けば、治安のためと称して、要警戒中のステッカーがいたるところに貼
るられているようになった。
どこもかしこも、なんだか、どぎつく、きな臭くなりつつある。
だからこそ、この流れに安易に乗せられないよう、警戒が必要である。日本発
でもイラク発でも、真実を見ることは大事である。その基本は、いかに相手のみ
になるかということであろう。自分だったらという発想があれば、さほど、トン
チンカンな判断には陥らないと思われる。