貴方の論理に従えば、「転居することも、病気することも、死ぬこともその分周囲の人に負担を増やすから無責任」ということになります。
誰がそんなことを言いましたか。
喧嘩腰で、党活動を中止する人に、エライ、エライと拍手していて、戦争反対を唱えることができますか?
第一党機関も、防衛上「批判を持って離党する可能性のあるもの」に、配達集金を託す訳にはいかないでしょう。
それは党が判断することであって、あなたが判断することではありません。
貴方も以前離党されたんじゃなかったんですか? やはり、そのとき周囲の人に迷惑をかけたんじゃなかったんですか?
私はかって、思想的に日本共産党の捕虜でした。はじめは支部内の長老とのいさかいで離党しましたが、党活動はそのまま続けていました。実際、現役党員がやれないような高度な党活動を展開しました。 党員としての心の負担だけ、荷下ろししたのです。
その後、私の本当の不満は、長老にあったのではなく、党の綱領・規約にあったのだと言うことが、徐々に解ってきました。
長老も彼自身は気づいていないけれども、誤った思想の犠牲者だと思うようになりました。
じゃ、誰が本当に悪いのか? その問いを実に20数年発しつづけてさまざまな討論に参加してきました。
今は、はっきり解ります。レーニン主義が悪いのです。それは「さざ波通信」を読むことによって、確信できました。
綱領の「生産手段の社会化」が間違っているのです。「生産手段の社会的所有化」が目標でなければいけないのです。
では、誰が間違えたのか、それは、レーニンだと思います。それをひきついだのは、戦前スターリンの影響下で産声を上げた我が党の宿命だと思います。
この誤りが戦後拡大され、朝鮮戦争当時は、諸派に分裂しました。火炎瓶闘争などが起こされたりもしましたが、六全協で統一され、統一綱領を持つにいたりました。
その後、社会主義国の繁栄時代が来るに及んで、宮本、不破氏を先頭にレーニンの誤りが拡大され、史的唯物論が捨て去られ、官僚主義がはげしくなって、現状に至っていると思います。
この度の参院選惨敗を機に離党しました。周囲の人達に多大な迷惑をかけたことは百も承知です。しかし「自分の中に党に属する必然性が消失した以上、やむを得なかった」と合理化しています。
離党するのは、党員的には、死んだも同然ですから、やむを得ないでしょう。でも、敵対的、離党か、どうかによっては、処分の対象になることもやむをえないと思います。
日本共産党は、KM生さんの敵だったのか、どうか考えて下さい。敵でなかったら、出来るだけ打撃を与えないやめかたの方がよいと思いますけれど。
自分はついては行けないけれど、他の人のついて行くのは妨げないというのが、円満なやめ方だと思います。
いかにはげしい思想闘争の中でも、人間性を尊重しなければならないと思います。人間性を尊重することが、正しい思想だと思います。