むぎむぎ様、ロム3様、今日は。時々皆さん方の投稿を読ませていただいていま す。そこで、何かの足しにしていただくために、今回ヨコからレスさせていただきま す。
?むぎむぎ様へ
あなたの主張は、はっきり申し上げて「通説的見解」だと感じます。別に皮肉を言っ
ているのではなく、日本国民の多くは、あなたの主張や見解に近いところにいると思
います。例えば、
>この日本政府を打倒することが本当の意味でのイラク人民との連帯だと思います。
打倒って、選挙以外の方法でですか? テロリストと連帯して、日本国内で、 同じような事をするわけですか。
>小泉政権打倒。イラクから自衛隊を撤退させよ。
>どのように困難でも私たちはその実現のために戦い抜かねばならないと思います。
>その戦いこそが香田君の冥福のために必要な行動です。
要は、「イラクに安心して旅行する為だけ」の為に、銀河様は、イラク人でも ない、ヨルダン人のアブムサブ・ザルカウィ容疑者と連帯して、テロを起こし公正な 民主的な選挙を無視して自衛隊を撤退させたいという事ですね。
こういった部分でのあなたの主張は、ごく常識的で、一般社会では概ね反論を受け
る要素はないと思います。ただ、私が言いたいのは、この掲示板は、同じ土壌で議論
を闘わすだけの場ではないということです。
むぎむぎ様は、私と同じ世代(40代)ですから、おそらく学生運動なども経験し
ていないでしょう。
あなたも私も「許さないぞー」とか「団結ガンバロー」とか、そういったパフォー
マンスが大切にされていた時代に青春を送っていないのです。しかし、この掲示板で
主にあなたが議論している方々は、良かれ悪しかれ、そういった戦後の学生運動やサ
ヨク運動(党の人たちは、平和と革新の運動とも言う)を経験した世代です。
とにかく「権力は悪で、反体制が善」という意識、体制には常に反対する姿勢(単
にパフォーマンスであっても)を示すことを何より尊ぶ意識、理論より「雄叫び」が
先に出てしまう体質などが、完璧に体に染付いているのです。それを理屈で批判して
もしょうがないのです。
あなたの好敵手たちは、感情表現を尊ぶ世代の方たちであって、それはそれで、時
代背景があるわけです。別にテロを肯定されているわけではないでしょう。気持ちな
のです。
ただ私も含めて、こういう世代の方たちが日本の戦後政治・経済の舞台で、どうい
う役割を果たしてきたか、また私たちの世代がどんな役割を果たさなければならない
か、それぞれ自分の生き様の部分は、厳しく見つめる必要はあるでしょう。
私がアドバイスしたいのは、そういった人間の本質・体質というのは、議論しても
意味がない、お互いにストレスが溜まるから、止めたほうがいいということです。経
済学の有名な学者(サミュエルソンだと思います)がいい事を言っていました。
「古い経済学のイデオロギーが、新しいイデオロギーにとって替わられるのは、理
論闘争で敗北するからではなく、単に頭の古い人間がこの世から消えて行くからだ」
心配なさらなくても、あなたのような考え方は、政治的立場を超えて、私たちの世代、
下の世代では多数派だと思います。
?ロム3様へ
いつも投稿を読ませていただいています。私は自営業なので(元はサラリーマン)、
いろんな職業の人たちと接触します。そこで感じるのは、最近は本当に派遣社員が増
えたことです。
仕事で出向いた会社さん。打ち合わせの相手は派遣の女性。仕事が良くできるので、
彼女が対外折衝を任されています。
また都内の区役所では、ここもアルバイトの女性が打ち合わせの相手。正規の職員
は、煎餅をかじりながら書類をめくっています。アルバイトの彼女いわく「職員は組
合があるから、サボっていても大丈夫なんですよ」…本当に、そうですね。私の親戚
にも公務員が何人かいますが、みんなデップリ太ってますよ。
プロレタリアは、団結しよう。食える賃金を支給しろと、フリーターのお姉さんや、 お兄さんと腕を組んでもう一度、インターナショナルを歌いたいものです。
あなたの言うとおりです。彼らはインターナショナルという歌自体を知らない
でしょう。メロディーは覚えやすいので、しみったれた労働歌ではなく、こういう世
界にも知られた歌を合唱したいものです。
これからの左翼運動は、公務員中心のサヨク運動ではなく、本当に搾取されている
派遣やアルバイターを取り込むこと、環境問題にもっと取り組むことだと感じます。
失うべきものを持たないのは、まさに彼らなのです。
以前、自己所有の家もマイカーもある党員(教員)が、私に、「あなたはプロレタ
リアートの現実を知っていますか?」と言ったので、私は「あなたの百倍は知ってい
ます」と答えました。好い気持ちでした。
まあ、これからは「生産力の飛躍的発展が、自由の王国を…」などという幻想は、
さっさと捨てることでしょう。欧米の環境学者は「常識的に見て人類の寿命は、せい
ぜいあと数百年だ」と言っているらしいですから。
王国の建設はタイムアップということでしょう。