ブッシュはテロリズムとの戦いを前面に押し出して勝利した。日本も、日本共
産党も、あるいは現在の中国共産党もテロを全面的に否定している。しかし、歴史的
にはテロなくして革命は成り立っていないのである。毛沢東は銃口から革命は成功す
ると断言したのである。日本の大逆事件もテロと言えるだろう。圧倒的な権力を覆す
には、テロは必要ではないのか。これは恐らく暴言だろう。しかし、何部か何厘かの
理屈はあると思われる。日本共産党は議会主義を前面に押し出して敗北を続けている。
しかし、かつての山村工作隊を作ってテロをするような事はまったくないだろう。し
かし、それでは社会主義国家を作る事は永久に出来ないだろう。この、テロリズムと
革命主義と議会主義の相克を日本共産党はどうするのかもっと真剣に考えるべきでは
ないのか。それも考えないのでは、赤旗を下ろすべきだろう。
付言ではあるが、私は非党員であるが、2年ばかり前懇意にしている党員の人から
党の市会議員を紹介され、熱心に党員になる事を勧められたが、党費の余りの高額に
びっくりして辞退した。党費の問題を出すのはあまりに志が低いと言われるかもしれ
ないが、しかし、低額の年金しかない者には重要な事なのである。貧しき者の灯火と
も言える日本共産党はその辺の事も考えてほしいと思う。