いろいろ教えて頂いてありがとうございます。
ウクライナのことは、突然知ってびっくりしていたところです。
ポーランドも同様な国ですか。これから関心を持ってみます。
朝鮮半島もそうですが、大国の衝突する狭間に立地する国の人々は苦労が多いですね。
日本の壱岐、対馬など、蒙古襲来の時には、一番先に踏み荒らされたようですし、第二次大戦では、沖縄もそうですし、樺太や、千島列島の住民も戦後ふるさとを失いました。
人は生まれた場所、時期によって逃れようのない運命を背負っているなと思いますが、そこを何とか自分だけでも、また、自分の周りだけでも逃れたい欲望があります。
したがって、私自身は「人間は歴史に学ぶことはできない」と考えています。一人の人間が何百年も生きているのなら、あの時はタイミングが悪かったとか、いろいろ反省もでき軌道修正もききます。
人間は、歴史を持っているところが、他の生物と違うと言われていますが、単なる歴史ではなく、生産力の増大によって、環境の変化もあって、同じ事を繰り返す必要もなくなってくると思います。
しかし、現実には「世代が入れ替わる」のです。ですから、
今の時代は、変化のスピードが早い。世代交代を待っては居られないと思います。各個人が、時代に合わせて、自己変革を遂げなくてはいけないと思っています。
もちろん、高度情報化社会・高度資本主義社会の現代は、どこの国でも「カリスマ」が生まれ難い時代です。さらに、もともと「カリスマ指導者」を生むことができない日本人の国民性を考えると、急に話を現実に引き戻しますが、政界・財界ともに「小粒なリーダー」が優秀なスタッフを抱えてやって行くという方向性しかないのかもしれません。
カリスマが生まれがたい時代は、幸いな時代だと思います。
私の本分は、細々ながら、組織活動に重点を置いています。
私の理想とする組織は、誰がやってもうまく行く組織を作り上げることです。
よく、選挙の時、日本共産党に投票をお願いすると、誰がやっても同じよ。と、言われました。それは違う、日本共産党ならうまく行くと力説しましたが、今にして思えば、誰がやっても同じという日本の政治は、比較的にうまくやられていたのかなと思います。
しかし、それにしても「受験秀才」や「作文秀才」しか指導部にいないようでは、革新政党はやって行けないのではないですか?
受験秀才を持ち上げてきたのは、ヨン様ブームと変わりありませんね。影響はもっと悪いと思います。
秀才はいらないから、多くの人が意見を闘わしてほしい。そのほうが、一人の秀才よりたしかな運営ができます。
また、日本の戦後の高度成長を支えた技術力も、戦前の教育(旧制高校・帝国大学)を受けた旧日本軍の技術者の参加によって大きく花開いた面があるようです。
腐っても鯛というか、もともとの力は大きいんですね。
このあたりの「悪循環」というか、武器開発と無関係な部分で科学技術の発展をいかに成し遂げるか、さらに、技術の発展が一部の人間の利益だけに結びつかないようにできるか、環境保護や生命倫理の問題と整合性を保てるか、そこに懸念が強いです。
戦争がなければ、科学技術の発展が遅れたかも知れませんが、地球の破壊も遅れたでしょう。人間の幸せに対して、科学技術を発展させる必要がなかったかも。
社会主義国の遅れた生産力をホローするとき、そういう言い方をしていました。
ロム3さんもご存知のように、党綱領改定案の公開討論(しんぶん赤旗別刷)でも、この「生産力の飛躍的発展」という文言に疑念を持つ党員の声が紹介されています。
生産力の飛躍的発展が何を意味しているかが、問題ですね。私の「生産力の発展」と言う言葉の中には、質的転換も含まれています。
20世紀の生産力は、量的な発展でしたが、21世紀の生産力は、質的な発展でなければいけないと思っています。
環境を守る技術とか、個人の幸せに資する個別対応の技術とか、
現在では、たとえば医学の面だけ見ても、まだ「医学分野の90パーセント前後は未知の状態」と言われます。
身体が苦しいとき、医者にかかりさえすれば、と、思いがちですが、医者にかかってかえって悪くなったと言うときも無きにしもあらずで、そういう時も、医者の不可抗力な部分に、同情しますね。
また、欧米の環境学者は「気候変動・食料危機・人口爆発・環境破壊」のさまざまなデータから、人類はもうポイント・オブ・ノーリターン(引き返せない点)を超えたと言っているようです。
そういう話は信じたくないです。仮にそうであっても、人間は最後の一分にかけて頑張るべきです。
虫などは、身体が引きちぎられても、まだ生きようとしてがんばっています。人間は、一般生物に劣る弱さを持っています。一般生物にもどるべきです。生物としての人間性の重んじられる世の中ににするべきだと思います。
人類の完全な絶滅か、一部の人類が生き延びるか? 両論あるようですが、生き延びるとしたら「大国の支配階級」と「科学者」だろうと思います。
環境に対応して、変化出来る人間が生き延びられるといわれていますが。21世紀は、いかに変化するかが、テーマになると思います。
変化することをさげすむ人間は陶太されるでしょう。
これからの世界は、ある一面で「イスラム教勢力とユダヤ・キリスト教勢力」の対決という様相を見せつつ、強大な宗教国家に変質して行く米国、没落する欧州、低迷するアフリカ・中東、躍進する中国・太平洋諸国・ロシア・ブラジル・インドが、資金力と技術力と軍事力を競いながら、人類歴史の終焉(今のままなら)に向かって突き進んで行く感じでしょうか。
宗教は文化水準の低いことを意味しています。文化水準が上がればいずれ消滅すると思います。イランでは宗教色が薄れたといいますし、アフガンでは、女性も顔を出して歩けるようになったことでしょう。
この世が惨めだったら、せめてあの世の幸せでも願わねば、生きて行けないのでしょう。アメリカ国民は、戦争しなければならなくて気の毒だと思います。
日本は、宗教に頼らなくても生きて行けるだけ幸せだと思います。
しかし、若年者が結構宗教団体に入っていますね。現状はわからないのですが、以前旅行したときに、天理教や、霊友会に若い人の多いのに驚かされました。日本共産党がまともな哲学を持たないので、若い人の行き場がないのだと思います。
宗教哲学でもないよりましですからね。
天理教の人が新聞を入れて行きましたが、新潟の被災地に大勢かけつけていますね。助けるのは、天理教の人の家でしょうけど、それでもいいと思います。それだけ若者の力を動員する組織力に感服します。
でも、一番いい哲学は、弁証法的唯物論だと思います。不破さんがマルクスの哲学と自分の哲学とすりかえてしまいました。科学的社会主義って、なんだか説明出来る人がいるのかしら。
不破さんは、スターリン主義を克服したことに誇りを持っているのでしょう。あまりにも時代に対して遅すぎます。
一回りも、二周りも遅い指導者の下で本当に苦労させられました。
ついて行く人間もバカですが。ヨン様ブームで、大分や福井から来てけがをした人を笑えないです。こちらの方がよっぽど大けがしていますから。