通りすがりNさん
>共産主義国家の建設というのは、壮大な実験的国家だったのだなと感じるこのごろです。そして、50年以上にも及ぶ実験は終了し、今その実験の総括が求められているように思うのです。私が知りたいのは、共産主義が良いものだと考えていた皆様が、このような実験をどのように総括しているのか、そこを聞きたいのです。
通りすがりNさん、ならば、資本主義国は成功したのでしょうか。
資本主義国の典型・アメリカは、どうなのでしょうか。そのアメリカの犬となって、奴隷に甘んじているこの国は、成功したのでしょうか。そもそも、成功とは何を持って言うのでしょうか。
私には、アメリカも日本も、他国を侵略し、特に米国は侵略に次ぐ侵略で、肥え太ってきた国ですが、それでも、終わりなき侵略国家の緊張と不安とで、いまやぼろぼろになっているとおもいます。
北朝鮮(この呼び名も、今や平然とマスコミもよんでいますが、最初は、民主主義人民共和国を意識していた私です)が、実験国家であったことはそんなことは当たり前の話です。世界大戦がおわり、日本にいたぶられ、資本の惨禍をなめつくした後、「人がみな平等に生きる権利を有することのできる共産主義国家」の建設へと、夢を一つに、北朝鮮が向かいだしたことは当然です。
当時、戦争のあおりを食った在日の人々の日本での過酷な生活。そうした人々が、祖国の建設に夢を託し、ばら色の故郷を夢見て帰国事業にいそしんだのもまた、至極当然のことでした。海女のリャンさんにもでてきましたが、リャンさんの夫は、この祖国の夢にかけ、子どもも帰国させています。北朝鮮も、植民地から解放され、真の国の建設へと、いそしんだことでしょう。ですが、侵略国の惨禍への償いもなければ、相変わらずの米国の脅し、日本の蔑視政策と、自力での復帰は容易ではないことだったことでしょう。
在日も多く、同胞の生存も気がかりだったでしょう。
南・韓国が、日本と経済政策上で戦後補償を糊塗したのもまた、忸怩たる思いが残ったことと思います。韓国人の拉致は、そうはいっても、根っ子に信頼があったわけで、北と南をつなぐ鉄道建設など、前向きの政策がなされようとしています。
日本という国はいつまで、鎖国・島国のまま甘んじるのでしょうか。その意識の根底は。
はっきりいって、今、日本であふれかえるファシズムメディアは、1930年時代とほぼ、同じなのですよ。こういっても、ほとんど、わからないゆで蛙が増殖している、このさざ波掲示板です。