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12/28 とおりすがりN  さんへ

2005/01/01 ロム3

とおりすがりNさん、私の胃病の心配ありがとうございます。

闘いは自分との闘いでなければならないというのはまあ人生訓としてはそのとおりですね。他と闘うこともあってもいいけど。

 出発点としては、自分と闘うことではないかと思うのです。
 自分のわがままから発した困難まで、他人のせいにしたくないので。責任の所在をまず明確にしたいと思います。原因を正確に追及することが物事の解決を早くします。物事、原因がわかれば、半分は解決したも同然です。特に病気に関しては、自分の習慣性は、医者にはわかりっこない。自分が自分自身の主治医でなければいけないと思っています。

それが今社会主義者が『食べすぎ』で多病だというのは何ということでしょうかね・・・。これは笑い話でしょうか。
最近はダイエットブームですが、食べたいものは好きなだけ食べておいて、やせるためにさらにお金を払って努力をするなんぞはお笑いということです。

 あんまり上等なものは食べていません。安物ばかり食べているから食べ過ぎるのでしょう。昭和1桁は、昔食べれなかった事が頭にやきついて離れないのです。あと一口多すぎるのだがと思っても捨てるのがもったいなくつい口に押し込んでしまいます。それが胃病の元になります。年齢との関係で胃の許容量の変化を常に考えておくべきでしょうね。

食べすぎとはおっしゃっているけど、食べて暫くしてから空腹になると胃が痛むから食べてしまうというわけではないんでしょうか?

 おっしゃる通りです。食べると胃が気持ちよくなります。胃のために今食べるべきか、食べざるべきかによく悩んでいます。

もしそうなら潰瘍の疑いが濃いですよ。今胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因はピロリ菌であるケースが多いことが判明 

 30年前から、右肋骨の下が時々痛むのです。医者に言うと、その都度、胃カメラで検査したり、エコーで検査してくれました。でも、どこも悪くないと言われるのです。

 最近、患者本位のとても良いお医者さんにかかっています。その方が触診で12指腸潰瘍だと診断してくれました。30年来のナゾが解けた思いです。痛む時、ファモチジン(ガスター10と同じ)を一錠飲むと5分で痛みが止まります。

 原因がわかれば後は対策です。やはり食べ過ぎがよくないようです。今年は安物を食べないで、高価なものを食べようと思います。そうすればあとは、欲と二人連れ、お金が惜しくて食べないかもしれません。

 ピロリの方は、2度調べてもらいましたが、幸いにもみつかりませんでした。

 戦後水道のない生活を各地で10年くらいしておりました。中国では、冬の間に水道の鉄管が破裂して夏になっても水道から水が出ませんでした。井戸は零下30度でも不思議に凍りませんでした。

 真夏の団地の中の防火用の井戸には行列が出来ている事もありました。行列に並んで自分の番が来たとき、井戸の中に水がない。泥の中から水がわいてくるのを待たなければならないのです。浅い井戸の底からバケツでこそげるようにしてわずかな泥水をすくい上げました。その後も雨が降ればすぐ濁るような井戸水を飲むことも多かったので、てっきりピロリは居るものと思っていました。居ないのがとても不思議です。

 あまり幸運にもめぐまれませんが、不運にもぶつからない。ピロリが居ないので、ひどい潰瘍にならずにすんできました。いちがいに汚い水にピロリがいるというのではなくて地域によって違うのでしょうね。

 埼玉の浦和で育った友達は、今、ピロリで困っています。浦和あたりは水道が完備しているだろうに。旅先で拾ったのでしょうね。除菌もなかなか大変なようで。友達は不運なことだと思います。

ところで、動物は食べすぎより食べ物がちょっと足りないほうが健康的だというのが今や医学の常識です。食い過ぎの金持ちよりも食べ物が足りない貧乏人のほうが長生きするということでしょうかね。となると、貧乏人は早死にを目指して闘ってきたということでしょうか。

 昔は、貧乏人の子沢山と言われていました。今は、子供一人生むことも育てることも困難です。せめて手の届く食べ物でもということで太っていることと、貧富とは関係ないと思います。エンゲル係数の高い人ほど、むしろ太っているのではと思います。食べる物の質を変えてしまえば、エンゲル係数なんて役にたちませんね。だから最近こんな言葉を聞かないのでしょう。

 太って居る人が金持ちと言う観念論は、北朝鮮のような国でなければ通用しません。
 もっとも、全世界の80%の人口が飢えている。という話も聞きました。
 飢えていない日本人は、金持ちということになりそうですが。
 低開発国の人々は、出稼ぎの家族の仕送りで立派な家も建ち、家族もたくさんいる。どちらが豊かなのでしょうね。

 子供のころは、充分食べれなかったが、大家族でした。今は一人ぼっち、大家族を養った父親は偉かったと思います。だけど、えばっていた。父親の言うことが法律だった。そんな家庭を作るのを嫌って民主主義を貫いた結果、一人になった。どっちが幸せで、どっちが進歩なんでしょうね。

 10代から主婦をしてきた友達は、ご主人が亡くなって、一人になって、子供達は仕事の関係で離れている。一人暮らしに慣れなくて話し相手がなくて惚けてきた。同じ昔話を繰り返し繰り返し話してくる。

 私も、同じ話を繰り返し話しているけど、10人に話せば、10回話しても一人あたりは、1回ですむ。だけど、彼女は同じ人間に10回話す。惚けているのか、わがままなのかわからない。

 先日、あなたは同じ話を10回ぐらいする。と、はっきり言ってしまった。

 すると、「あなたは、針でつっつくようないじめかたをする。」と、悲しい声で言った。残酷だったのかなーと、思い返しているが、相手をぼけと断定してしまうより、真実を言った方がよかったかなーと思っている。

 余談になりますが、餓えは、戦争があるから起きると思います。私の家は、大家族でしたが、飢えていたのは、戦争中だけです。昔から、戦争のために餓えが起きるのではないでしょうか。

 北朝鮮も戦力第一にさえしなければ、餓えは起きないと思います。
 アフリカも絶えず戦いがあって、飢えています。
 日本は、戦後50年平和でした。
 おかげで世界一豊かな国となることが出来たのではないかと思います。

 その豊かな国で、殺人あり、自殺あり、子供が産めない。どこがどう狂っているのか、それを突き止めたいと思います。