江沢民から胡錦濤に政権の移譲された中国、それでも共産党の一党独裁体制は変わらない。しかし、より現実路線を取るか否かは、指導者の資質に負うところが多いのではと思う。
胡錦濤体制が定着すれば、いよいよ北朝鮮の指導者問題の解決に着手するのではと思う。以前から北朝鮮問題は、2005年に解決すると言われている。アメリカが中国に圧力をかけ、中国が実行するのではと思う。
日本はあまり拉致問題を深追いすると、生きているかもしれない被害者を殺される危険性もあって、直接には解決に乗り出すことがむつかしいのではと思う。
中国が解決するとすれば北朝鮮の社会主義体制を崩すことはあるまいと思う。要は、中国並に日本人が行き来出来るようになればよい。と、思う。
被害者の家族、または代理人がスムーズに北朝鮮に入って行って調査出来る状態になれば、一番のぞましいと思う。
さて、中国は一党独裁のまま、市場化されて矛盾が大きくなるばかりだと思う。
共産党の指導層になれば、一定地域の権力は持てる。しかし、企業家のように莫大な収入や、経営の能力は、身につけれない。経営者になるか、権力者になるか、迷う者も現れてくる。
中国は正に、特殊な社会主義の実験場ではないかと思う。この実験の成果を見極めてから、わが不破議長は、自分の態度を決めるのではないかと思う。
いわく、「自分が考えて居たとおりになった。双手を上げて賛成する。」とか。
でも、その時には、そんな話をまともに聞く党員が残っているだろうかと思う。
中国では、「上に政策あれば、下に対策あり」と、いう言葉があるそうだ。日本共産党内部にも、主体的な党員がボツボツ出はじめているように見受けられます。
本日も、私の所属する大衆組織の中で、或る党員が、私の任務である。産直の正月用品の集金をさっさと自分で周囲の人も含めて、支部に払って来てくれたという報告を得た。今までには考えられなかった主体的判断に基づいた行動である。
毎月の班会で、誰が何を購入するかをハッキリみんなに解ってもらっているので、出来る事が可能な行動ではあるが、積極的に私の労力をカバーしてくれたので、とても嬉しかった。
こういう風に、助けてくれと言わなくても、状況を察して助けてくれる人が現れてくると、同志というものが、とても愛おしくなる。
主体的な党員が多くなれば、日本共産党は、もう一度息を吹き返すのではないかと期待している。
「綱領・規約なんて関係ない」という支部長の下で私たちの大衆組織はだんだん楽しくなってきた。それと共に、精神的な負担は、全くなくなって来た。かけがえのない友達の出来る場として、大切に思えてくる。
多数の党員が非民主的に決められた「綱領・規約」を現実的には無視していると思います。そのことに以前は不満を抱いていましたが、今はむしろ頼もしく感じています。