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1/25の有島さんへ

2005/01/27 スパルタカス 30代 現在休職中

 さざ波読者の皆様、いつも乱暴で偉そうな事を言ってすみません。しかし、今 後も出来るだけ自分の率直な意見は言っていきたいです。ただし、今後は反発する可 能性のある人の気持ちも考えていきたいです。

 有島さんへ

> あなたは、「貧しい」現実の上に立って、観光客の落とす金が、現地の貧しい人 達の生活に役立っていることを肯定的に捉えている。
>それに対し、寄らば大樹の陰様は、観光客(先進国)と現地の貧富の差、被害地の 貧しさに心を痛めている。
> 決してあなたの言っていることが間違いだとは言いませんが、寄らば大樹の陰様 の感性、貧しい現地の人々に寄せる視線の優しさを無視してはいけないと思います。

 この点で少し現地の状況を見る感性が、寄らば大樹の陰さんや有島さんとズれてい るかも知れません。私から見れば、現地の貧しい人々にとって観光産業は非常に重要 であり、それ故にホテルやレストランの壊滅は貧しい地元の人々の暮らしを直撃した のだろうな、と思いました。
 私の地元にも観光客が来て欲しいと思っていますし、地元の地域経済の活性化のた めに観光産業は欠かせないと思ってます。
 で、私自身お客様の最大の満足を勝ち取るにはどうすれば良いかと、結構自分なり に悩み苦しんでゆきづまっていたのですが、それが逆に正直言って、寄らば大樹の陰 様の現地の人が観光客にサービスする姿を気の毒に見ているような発言に共感できな かったのです。私には「観光客が来る事は良い事だ。サービスすることで、地元にも 金が入ってくる」という考えが根底にあり、津波さえ来なければインドネシア軍の軍 事作戦地域であるアチェー以外の現地の人があまり可哀想に思えなかった事は確かで す。
 ただ、最近日本人が皆海外でブランド漁りできるくらい海外旅行が安くなったのを 見て、この金額でどうやって人件費を出しているのかと疑問に思う事は多いです。過 当競争で旅行会社も大変なようですし、行きの旅費だけに思える金額でホテルや食事 も込みという事は、どこかに凄まじいひずみが行っているのではないでしょうか。
 もし、イデオロギー的に社会主義が資本主義イデオロギーに防戦一方状況がるとし たら、現実の困難な状況を出して反論する必要はあるでしょうね。それだけでほとん ど十分で、マルクスの本や理論は左程必要ないように思います。