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教育について

2005/01/29 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 韓国に行ってきましたのでそこで目に触れた子供達のこと、教育のことを書いて見ます。
 韓国はご存知と思いますが日本より少子化がより進み、モーレツ教育がより進行しています。
 可愛い孫は祖父母が面倒を見る、成長すれば親元から塾やレベルの高い私学へ無理やりでも送り込む。
 韓国でも日本と同じ、いやそれ以上に就職状況は厳しく、若者不定形雇用化が進んで半分近くとなり、大企業はの窓口は本当に狭くなっているのに、それでも親も祖父母も子供達に大きな夢を託しているのです。
 ある全国紙が韓国の教育事情を特集していました、ハングルなのでまともには理解出来ないのですが、その新聞の半面一杯に眼鏡をかけた子供が、上から覆いかぶさってくる教科書の重さを懸命に耐えている姿のイラストが載っていました。
 韓国ではハングルのほかに中国語の学習が多くなって来たようです、隣の「経済大国中国」を見据えての事だと思いますが、子供達は本当に教育に耐えているのです。
 教育は子供達を育てるものです、子供達の未来は親のものでも企業のものでも国のためにあるものでもなく、子供達自身のものです、この間の教育基本法の改悪策動、東京を始め全国に吹き荒れる教育現場への「日の丸・君が代」強制は子供達の未来を封じ込め奪ってしまいます。
 世界的な学力調査で、日本よりも韓国の方が高くなった等と報じられていますが、余り気にすることはないと思っています。
 要するに子供達が成長したらその「受け皿」を私たち大人が保障し準備出来ているかどうかにかかっていると思います。
 しかしこの不幸な?韓国の子供達にもいい事はあります、日本では戦争や戦前を子供達が知る機会は広島や長崎などに限られていますが、韓国には独立記念館を始め西大門刑務所、様々な義士の墓など歴史を学ぶところが保障されています、歴史が大切に保存されているのです。