NHKが引き起こした一連の問題がさかんに議論されています。この議論において、共産党、赤旗新聞も、さかんに批判的な見解をのべています。その行為そのものは健全なものです。
本投稿では、その見解の内容の適否は別にして、ウェッブ上で閲覧できた赤旗新聞の記事(1月30日)の一文に注目します。
「報道機関としてどうあるべきか。NHK新執行部は視聴者の声、職員の声を虚心に聞くところから改革を進めてほしい。」
これを以下のように、読み変えてみましょう。
「“政党”としてどうあるべきか。“日本共産党”新執行部は“有権者”の声、“党員”の声を虚心に聞くところから改革を進めてほしい。」
NHK改革は重要な問題ですが、存亡の危機にたつ日本共産党におかれては、その問題に割りあてる時間・紙面があれば、己の改革に使うべきだと思えてなりません。それが出来ない者の他者批判なんて、なんの説得力も持ちません。
上記記事は、禁煙できない喫煙者(筆者もそうです)が、他の喫煙者を「禁煙できないの。意志、よわい奴だなーー」と叱責しているようなものです。
叱責された喫煙者の反応は、「はぁーーーー?」でしょう。そのほとんどが党員である赤旗購読者は、上の記事に対して、この喫煙者と同じ反応をして欲しいです。さもなければ、日本共産党は眼前の危機を乗り越えられないでしょう。NHK以上に。