投稿する トップページ ヘルプ 実はあなたの素朴な質問が的をいています。
どのような方法で資本家階級を打倒するかという問題ですね。ここだけの話という
のは「やばい」からです。「打倒」、文字通りに受け取ってください。
さて欲望が生産力を発展させた。欲望を抑えれば生産力は停滞又は後退するという
ことですね。私も実は以前そう考えた時期があります。
だがぼく達は資本主義社会という欲望と競争の社会で生きています。実は私たちの
脳みそは自分の生きている世界、時代に拘束されています。ぼく達はどのような思想
も、時代的、社会的制約から離れられません。これを「存在が意識を規定する」と言
います。唯物論の有名な命題です。
社会主義革命は資本家から工場など生産手段を没収し社会的所有にします。小資本
家は残るでしょう。そして500人に1人ぐらいの代議員を持つソヴィエト、又はコミュー
ンが社会を運営します。工場代表ソヴィエト、資本家代表ソヴィエト、農民代ソヴィ
エトなどです。労働者代表ソヴィエトが最も多くなります。しかしこれが民主主義で
す。ソヴィエトの決定に背き反革命をするならば弾圧します。それは民主主義に反す
るからです。この時代をプロレタリアートの独裁といいます。逆に今日の時代はブル
ジョアジーの独裁の時代です。革命には武器が必要です。労働者が武器を持って革命
が成功します。その武器は革命政府をも監視します。スターリンや北朝鮮政府のよう
なことをすればその政府を武器を持った労働者が打倒します。これによってスターリ
ン主義を防ぎます。
さて共産主義社会に入ったばかりの時代にはまだまだ欲や得が意識から離れないの
ですが、好きなだけ働いて欲しいだけ得ることが出来る社会に本当になれば、そんな
に欲を張るだろうか。人より余計に食いたいだろうか。慌てて食わなくともいつでも
あるなら腹八分でいいと思うだろう。ブタのように食えば人が笑うでしょう。自動車
を一人で5台もいると思うだろうか。
労働が自由になれば働かなくなるだろうか。人間は労働をするのが本能の動物なの
です。朝工場で働いて労働者になり、昼からは魚釣りに行って漁師になり、夜は本で
も読でがくしゃになる、それでいいだろう。資本主義社会にいるから労働が苦痛なの
です。
それではもし社会主義国になっても回りの国が凄まじい経済的、政治的圧力を加え
てくればどうなるか。社会主義はつぶれます。社会主義革命の後ある期間までが限度
として社会主義建設は非常に困難にになります。不可能といっていいでしょう。だか
ら連続的に革命が主要先進国で成功するのを待たねばならないのです。
そのために労働者階級の国際連帯がなんとしても必要なのです。それをインタナショ
ナルといいます。労働者階級に国境はありません。全世界で社会主義を労働者階級が
追求しなければならないし、今、日，韓、米の労働組合が連帯しました。そのうち日
本のが1番小さいのですが。しかし必ずヨーロッパアジア世界の労働者が加わってき
ます。世界の労働者の指導部が出来るのだとします。
革命は戦争とともにやってきます。第三次世界戦争の過程に入ったとぼくは判断し
ています。帝国主義が存在する限り世界戦争は必然的にきます。だが今度の第三次世
界戦争で終わりです。人類が死滅するからです。否が応でも万国の労働者が帝国主義
を打倒しなければ生きられ亡きなります。世界戦争の到来が世界革命の情勢を呼び込
んだのです。革命か絶滅か、時代はそこにきました。
まあ今日は簡単にこのくらいにします。面白い討論ですね。