私は昔から教育問題を心配し、腹を立て、悩みながら考えてきたので、ついむ きになってしまったけど、本当のところは「今は教育問題を議論している時じゃ ない」と思っているのです。
22日にはNHKスペシャルで改憲問題の議論が行われます。そこで改憲派が優勢と なれば、改憲への流れが一気に加速するでしょう。そして自民党結党50周年を 期に、具体的な改憲スケジュールが動き出すでしょう。
今年は正念場です。最後の戦いが始まっています。可能なあらゆる行動をすべき でしょう。
「国際平和のために、派兵による貢献をすべきだ」と考える人がいても当然だと 思います。私が許せないのは、そういう議論を主導している連中の卑劣さです。 国民主権を否定する、本質的にクーデタ的な行為です。
なんで読売新聞が、事実を伝えてどれに基づく読者の意見を集めるのではなく、 改憲案を発表するのだ?新聞屋に、国のあり方を変える道を、読者に押し付ける 資格があるというのか?
汚いやり方で野球界を牛耳ってきただけでなく、選手もファンも無視してシステ ムの変更をごり押ししようとして、話し合いを求める選手会長に対して「たかが 選手が」という言葉を吐く、そういう悪質な人間(ナベツネ)が率いる新聞だか ら、ろくなことをしないとは分かっています。しかし言論の役割を投げ捨てた、 余りに恥知らずな行動は、1新聞の偏りなどと言ってすまされるものではありま せん。
様々な意見があっていいけど、こんな卑劣な連中に引きずられた改憲論議は許せ ません。
私は、戦争を体験し、戦後の混乱を生き抜いた人々に、体験を踏まえた発言をし てほしいと言い続けて来ました。しかし統一見解ではなく、その様な人々の様々 な発言を広く紹介して、切実な体験的憲法論を展開してほしいと9条の会に伝え ても、反応はありません。
しかたがないので、一人で発言を続けています。