こんにちは。12月11日に一度だけ投稿させていただいた「一支持者W」です。教育の話題でだいぶ盛り上がっていますね。現役教員の 私としては、大変興味深いものがあります。全体的には「とおりすがりNさん」VS「阿Q」さんや「よらば大樹の樹」さんというような構図となっているようですね。(あまり詳しい検証はしていないので、誤解でしたら申し訳ありません。)
私としては、どちらの意見が正しいというのではなく、双方に私の意見と一致する部分があります。たとえば、「ゆとり教育」の問題については、やはり阿Qさん等が指摘されているように、いわゆる「民主勢力」が主張していた「ゆとり」というよりは、「少数のエリート育成」のための施策に他ならない、ということは、現場にいても感じます。(国の施策がすべて100%がおかしい、とまではいいませんが。)しかし一方で、とおりすがりNさんも大変重要なことを言っておられるように思います。「読み、書き、そろばん」的な基礎、基本をおろそかにしないこと、「知識」の大切さ、このことには本当にうなずけました。知識の「詰め込み」自体は問題であり、欧米の教育に比べても「自分の頭で考える」訓練をする機会は少ないということは確かにいえます。今後、私自身も、総合学習の時間なども利用してこの部分を現場で充実させていきたいと考えています。しかし、だからといって「知識」そのものは軽視できないはずです。例えば、将棋の戦法を考えろ、というときに、一つ一つの駒の名称や動き方の知識もなく、考えることができるでしょうか。もちろん・・・(文字化け)・・・。今、学校では「一人一人の個性、興味・関心に応じた多種多様な選択科目」という美しい言葉のもとの「選別」が進み、誰もが身につけるべき基礎・基本がおろそかになっています。こういう部分にこそ私は時間数、生徒数、両方の面で「ゆとり」を持って教えたいと考えています。
本当はこの件について述べたいことはたくさんあるのですが、何せ毎日のように授業のプリントづくりなどの持ち帰り仕事があるため、投稿する時間がありません。今日もまだやることがいろいろあります。そのうちまた機会があれば投稿させていただきたいと思います。推敲もしていない乱文で申し訳ありません。