阿Qさん、いつも投稿を拝見しております。といっても、ちょっとこの間 別件で忙しかったもので、やっときょう、最近の一般欄投稿から覗いて、心配に なってしまいました。閲覧だけでなく、投稿やめないで下さいね。
なんか、個人的鬱積の正当性だとか、一定の見地だとかをどうしても認めさせ たくて議論している印象を受ける方もいて、残念に思っているわけです。でもそ れも言論の自由があるからで、ある段階で交渉をストップして、何を言われても 我慢するしかないみたいですよ。
「体験的改憲論批判」を望む気持ち、よく解るつもりです。天皇制についてど う評価するかが、日本共産党の綱領改定に関連して議論されていたとき、紙代集 金に来た70歳代後半の老党員に、「天皇制に痛めつけられたあなた達こそ、声を 上げてほしいのですが…」と、私も盛んに訴えていましたが、どうなったのか…。
私の父親は、太平洋侵略戦争で中国に出征したと聞いています。20代になった
ばかりのことで、その頃の「戦友会」に、戦後、私が小さいときから、何度も誘
いの葉書が来ていたとおぼろげに覚えています。しかし父は、決して行こうとは
しませんでした。軍歌も絶対に歌おうとしませんでした。
何もかも制限されていた時代、青春と言えば、戦地での戦友との思い出くらい
しかない不幸な世代だったと思うのに、それも自ら封印して、馬車馬のように働
いてきました。
その親父も、60を超える頃、さすがに懐かしくなったのか、一度だけ「戦友
会」なるものに出かけていったようです。けれども、「人殺しの仲間がいまごろ
集まって、何を話すんだ」という言葉を、その時帰宅してから吐いたように記憶
しています。
しかし思うのですが、親父くらいの世代でパソコンを使いこなし、インター
ネットにアクセスできる人は、かなり限られていると思います。ですから、この
サイトに直接その世代の方たちが投稿するのは、相当困難なのではないかと思っ
ています。
まさにそこにつけ込んで、NHKの番組改竄なども、堂々と行われ、しらばっ くれていられるのではないでしょうか。残念ですが、私たちはそのような状況の 下で、一生懸命にたたかわざるを得ない、そう思っております。