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paul様

2005/01/08 阿Q 50代 自営業

 全く、おっしゃるように常識を疑うような発言が、大手メディアで堂々とまかり通ることに、あきれて脱力感を覚えます。私自身が馬鹿な発言をしてきたことは十分自覚しており、反省していますが、それでもそのときどきに真剣に言っているつもりですし、それが間違っていたことに気がつけば、あとあとまで恥ずかしく思って、穴があったら入りたいような気分で反省の材料にしています。その「反省」という言葉が載っていない辞書しか持っていないような人が結構多いようなので、なんとかしなければならないと思っています。

 これまで私は、自分の考えが世論と一致する場合(例えば「北朝鮮はけしからん」、「アメリカは国際協調路線に戻れ」など)は何も言わないけど、他の人が言わないことで指摘しなければならないと思ったことは、新聞や雑誌に投書してきました。しかしそれらは編集部の腹三寸でいかようにも扱われ、右翼の卑劣さを非難した投書は、これまで30数年間に何回も出してほとんどボツになりました。

 結局、世間の「良識」に対する私の認識が非常に甘いものだった、ということで、その見方と作戦を変更しなければならないと思います。つまり、私個人がいくらいきり立って政府を攻撃し、その無責任を放置するメディアを批判しても、彼らにとって私の批判などゴミでしかなく、痛くも痒くもないということ。彼らが恐れるのは、道路や広場を埋め尽くす大衆運動だということです。

 組合の役員をしていたときも、「動員」することがきらいで、納得の上で個人の意思で行動する、なんて甘いことを言っていた私は、そういう大衆運動を組織する能力は無いので、これまで1人で行動してきました。しかしそれでは何も動かせないようです。「みんなで抗議の声をあげる」。これしかないようです。テレビで政治のせの字もわかってないタレントがデタラメしゃべったら、「ふざけんじゃねえ!」と、みんなで叫ばなければならないのかも。