かつて保守・革新と言う言葉がよく使われましたが、保守は強くなっても、革新と言う言葉はどこかに消えてしまいました。
選挙で共産党、社民党に投票する人は少数です。
革新知事や市長もいなくなりました。
労働組合もかつての戦闘性を失いました。
原則的に頑張っているのは、共産党からトロツキストよばわりされた集団だけのようです。
しかし、彼らは非合法時代の共産党に戻ったようで、強直した教条主義のみで思想や闘争形態の斬新さはありません。
ボルシェビズムの組織原則が、独裁や恐怖政治に道を譲るという危険性を一般市民はソ連の崩壊から学びました。
今の共産党の組織形態から、党内民主主義などを望むのは「百年河清を待つ」ようなものです。政権を取ったら、必ずソ連型の国家になるのは火を見るより明らかです。
選挙のたびに党首が変わったり、敗北の総括をしたりするのが自然な党のあり方です。専従党員という革命家集団の見なおしも必要でしょう。
組織原則のみ温存し、保守化の流れに迎合し、果てしない右傾化=ソフトな共産党を演じても支持者は増えません。
今、拉致問題、国歌・国旗の問題、自衛隊派遣、ビラ配布者の逮捕、NHK・朝日問題などで平和陣営がやられっぱなしなことに
切歯扼腕している人はたくさんいます。
石原や安倍を今叩いておかないと本当にこの国はおかしくなってしまいます。
民主党は明らかに自民党の別働隊になってしまったので何の幻想も抱くことは出来ません。
前衛とは違った形で共産党が革新の要になってもらわないと平和運動は窒息してしまいそうです。
もうこの欄で論じ尽くされたことですが、民主集中制、密室性、排他性、独善性などが下部党員から突き上げで変わっていかないと未来はないと思います。