小柴先生が、『今の教育には「能動的で”主客分離”の認識が不足してい る」とした上で、「ゆとり教育などは単純な教育者の手抜き」「ゆとりを活かす には精神的土台がないと無理だから、子どものころに与えても仕方ない」それゆ え「小学校高学年から中学校までがいちばん記憶力がよいから、その時こそ詰め 込み教育をするべきだ」と仰ったそうだ。』とのことですね。そして、『子供達 が教育の主人公である事を忘れた連中は、さっさと退散してほしいものであ る。』との感想をおっしゃってますね。
子供達が教育の主人公だという実に『みみざわりの良い』表現で教育を語る貴 方は子供達に何を教育したのでしょうか?このみみざわりの良さが度重なる教育 改革を導いて今のゆとり教育に至ったのだろうと私は考えております。ゆとり教 育こそ『子供が主人公』ではないですか。それを守りきれないあなたがたは何な のでしょうか?
『詰め込み』という表現があるとすぐに過敏に反応しますね。詰め込みという 表現は、ゆとりに対峙する表現としてあえて使っていることで、若いうちに覚え るべきことは覚えておかないと後で苦労するという別の言い方に過ぎません。あ なた方自身が年をとっている方ならそれを一番感じているはずです。子供の頃覚 えたことはいつまでも忘れないが、今知ったことはすぐに忘れる。
さて、子供達に、ちょっと苦しくてもこれだけのことは覚えておきなさいとい うのは大人としてしごくもっともなことなのです。
しかし、子供達があまり賢くなると、あなた方の考え方にもすぐに疑問を持つ ようになります。それがけしからないということなのでしょうか?
本当の教育とは何なのか?それを皆考えています。