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ライブドアと奥田と私たちの夢とー。

2005/02/21 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 「ライブドア」の堀江と言う若者が、あらゆる知識を駆使し、あらゆる資金を調達して「フジサンケイグループ」を取り崩そうとしている。
 彼の本当の正体は知らない、どんな意図を持っているのかも定かではない。
 彼は破壊者かも知れないし、またはタダ単なる何処かの黒幕の回し者かもしれない、しかし今のところ私は彼を信じたいと思う、徹底的にこの社会構造を、この腐りきった世の中を変えるには、彼のようなやり方も良いのではないかと思っている。
 外資に利用されているだけかも知れないし、私たちの血と汗の結晶を奪い取ってしまうかも知れない、だが言葉だけで政権にありついた小泉純一郎よりよっぽどましだし、まだ本音が見える、その必死振りが分かる。
 彼なら「つくる会教科書」の発行元である「扶桑社」を潰してくれるかもしれない、
 鼻持ちならぬ「産経新聞」を、体制そのものとなった「日経」を駆逐してくれるかも知れない。
 彼には未知といえ、可能性がある、ガチガチの体制派でなんとも面白くない「楽天」の三木原より何かをやってくれそうなのだ、たとえそれが夢であっても彼の試みが破産しても私は納得するだろう。
 私たちはこれまで小泉や竹中、そして奥田など無責任な輩、魑魅魍魎共に、ある時は「銀行救済の為」ある時は「大企業救済・立ち直りの為」と何兆円、何十兆円もの血と汗の結晶をむしりとられ、かつそれを納得させられて来た、しかしその結果、何かがよくなったとでもいうのか、悪化はすれどよくなったものなど何一つないではないか?
 そしてあらゆる分野で独占化が進んで来た、もうこれらは「尋常な手段」では私たちの手の届かぬところに行ってしまった。
 共産党のように「大資本はルールを」と説いてもどうしょうもなくなってしまったのだ、そしてしかも、今も私たちの元から、「可能性」も「夢」もドンドン失われて行っている。
 しかし更に、この腐りきった世の中を変えてくれると望みを託した「日本共産党」も、その他「革命的勢力」も変質して、体制内化して何もやってくれない、何も出来なくなった。
 遊びでもいい、ライブドアのように何かを変えることが出来れば、私は納得するだろう。
 それにしても経団連否「トヨタの奥田」のほざきは聞き捨てならない、やつはライブドアとフジサンケイの争いについてこう喋った、「どっちもどっち、しかしライブドアは日本の良識に従ってほしい」と。
 こいつは「トヨタ方式」とかで労働者を絞りに搾り取って投げ出した。
 自分が労働者を不定形雇用、不安定雇用、賃下げリストラを煽動し、切り捨てて来たのに「ニートの事は知らない、請負や派遣の若者がどうなろうと企業は責任取れないし取る必要はない」とほざきまくった(朝日新聞)。
 お前が日本の良識を破り、労働者や若者達を時給700円、年収200万円の世界に放り込んだ元凶ではないのか、若者達に結婚の機会を奪い、この世の中を夢も希望もない「少子化」に追い込んだのだ、勝手にほざくのには限界があるというものだ。
 弱肉強食を強制し、能力主義・成果主義とかで労働者を苦しめ、年間4万人近くの自殺者を強制しても知らん顔の輩に、「良識」を説教される云われはない。
 何時の日か必ずお前には天罰が下る、プロレタリアートの怒りに満ちた反逆が開始される、その時命乞いしても遅いと言うものだ。