とおりすがりNさん、多くのコメント有難うございました。いつも大変深い
内容でとても考えさせられます。そして、お言葉に甘えて、しばらく投稿しな
い、と言い切ってしまいましたが、管理者や他の投稿者から「趣旨と違うし、共
産党の民主的改革のため話し合いに邪魔」というような苦情が出ない限りは、時
々は投稿させていただくことにしました。最初はほんの気紛れで投稿しただけ
で、続けて投稿するつもりななかったのですけどね(笑)。
さて、とくに1月30日付けで頂いた投稿は、いろいろ考えさせられるところ
が多く、すぐにはコメントを書けそうにありません。とりあえず、1月26日に
頂いたコメントにたいして、ちょっとした私のコメントをつくってありますの
で、とりあえずこちらを投稿させていただきます。30日の分については、間に
合えば週末に、無理だったらしばらく先になってしまうかもしれませんが、いず
れは投稿させていただくつもりです。
とおりすがりNさん、コメントありがとうございます。あらためて、「系統性
というのは、そういう個々の知識量がある程度増え始めてから、それらの知識と
知識の繋がりの中で見えてくるものでは無いかというように感じる」という部分
に同感です。私が教員になりたての頃、教科指導については、単なる知識教育で
はなく、教える内容の「本質」や「系統性」「学ぶことの意味」「心に響く教
材」を大事にしたいという熱い気持ちで生徒にせまり、そういう視点からプリン
トづくりをはじめ授業実践を試みましたが、結果は惨憺たるもので、挫折感を味
わった覚えがあります。そういう発想そのものに問題があったというよりは、そ
ちらの方に偏ってしまったこと、そして生徒の視点にたつ部分が足りなかったの
だと思います。まさに「自己満足」の授業を展開しようとしてしまいました。
今では、生徒の頭に効率よく学習内容が定着し、上手に達成感を味あわせるこ
とを基本とした上で、応用的な方向に向かっていくことを心がけています。ただ
し一つ思うのは、たとえ「知識教育」の部分を行うときでさえも、教師本人は明
確に「系統性」や「本質」の視点にたっていることが必要だということです。教
師になりたての頃の「気持ち」の部分だけは持ち続け、その方向に向けた基礎教
育を行いたいと思っています。
同時に、「考えること」や「リファレンス能力の育成」は総合学習にまかせて
おけばいい、という視点ではなく、阿Qさんにも指摘していただいた「辞書指
導」的な部分もふくめ、もともとある各教科の中で効果的に取り入れていく、と
いうことも、私たち教師の課題だと思っています。