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「暴力革命」反対=議会主義ではない

2005/02/07 有島実篤 60代以上 自営業

 銀河様の古典的な革命論(1/31)、バビル優様の「暴力革命」批判 (2/3)、興味深く読みました。両氏への批判ということではありませんが、拙 見を少々・・・。
 武力によって政権を奪おうという考え方には、私も反対です。しかし、議会で 多数を占めれば、革命政権(民主的、革新的政権、社会主義政権?)を確立でき ると、無条件で考えるのにも賛成できません。

 例えば、何らかの敵失で共産党が国会の過半数をとったとします。国会で、共 産党の首班を選び、内閣を作ることはできるでしょう。しかし、保守勢力(資本 家階級)は、素直に権力を明け渡すでしょうか。
 裏金問題をめぐる警察の態度を見ていると、県知事の言うことも聞かない警察 幹部が、共産党内閣の指示を受け入れるとはとても思えません。田中真紀子外相 時代の外務省の態度を思い出してください。大臣の言うことも聞かないのが、日 本の官僚です。自衛隊は、クーデターをやろうとするかもしれません。石原慎太 郎なんかは、東京独立とか言い出しかねません。(米国やCIAのことはここで は触れないことにします)
 そのような状況で、新しい政権を守り抜くためには国民の(革新勢力の)組織 された「力」が必要になると考えます。それは、オウム真理教や連合赤軍のよう なチャチなものではなく、警察や自衛隊で、幹部のサボタージュや反革命を乗り 越えて、クーデターを防ぎ、革命(革新)政権を守る現場の「力」であり、生産 や輸送、通信、情報などの現場を守る生産管理であり、敵を包囲する民衆の力で す。そして、これに対して、敵が武力攻撃を加えてくるならば、われわれも最低 限の対抗手段はとらなければならないと考えます。
 その場合の「暴力」、武力には私は賛成です。
(もっとも、敵失で政権をとったような状況で、われわれにそのような力がある かどうかはまた別の問題ではありますが。)

 もう一つのケースとして、革新勢力が十分に力をつけてきた。選挙を行なえば 政権交代間違いナシという状況で、政権側が選挙を行わないという場合も考えら れます。(この場合については続く。)