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郵政民営化は「郵便局のコンビニエンス化」、竹中平蔵の良識

2005/03/07 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 小泉純一郎は持論の「郵政民営化法案」を、今通常国会で「会期延長なしに成 立させる」と息巻いている。
 自民党の過半数がまだ反対し、私たち国民も何のためにやるのか全く理解さ出来ず、 お得意の説明責任も何らされていない郵政民営化は、まだ永田町いや首相官邸の中だ けの渦巻でしかない、しかしそれはかの「国鉄分割民営化・国労潰し総評解体」と並 ぶ、「労働組合つぶし」、「公務員労働者切捨て」の攻撃でもある。
 共同通信が行った全国の電話による世論調査でも、郵政民営化の今国会での成立を 望むものは22,7%に過ぎず、もっと議論すべきとか民営化に反対の意見が73, 4%に及ぶ、国会での議論が進み、説明責任が果たされれば反対の声はもっと多くな るに違いない。
 またこの世論調査では、小泉政権がやるべき事の第一は「年金や社会保険改革」が 40,4%でトップ、次が「景気対策」21,9%、そして「財政再建」10,0% が続き、「郵政民営化」は4番目たった7,1%に過ぎないと言う。
 小泉には国民は全く目に見えない、国民など眼中にはないと言うことだ。
 さて、この郵政民営化担当大臣はご存知、「竹中平蔵」である。
 昨年11月末、東京で「21世紀臨調」と「全国生産性本部」共催のフォーラムが 開催された。
 政財界トップたちの、気心が知れた同士の、ホンの仲間内のフォーラム、これから 私たち国民をどう騙し、誘導するかを気楽に発表し合う、彼らこの国支配層の集い・ 会合である。
 自民党から民主党の若手議員、改革派と称する知事・首長たち、そして主だった財 界メンバー、そして名だたるノーベル賞受賞者たちも参加した、だから気楽に、日頃 国会や議会、公の場では話せないことか、随分と語られた様である。
 当然と言うか、この席には我が竹中平蔵・郵政民営化担当大臣も参加した、彼はラ ンチ・ミーティングと称する場で、巧みな?英語を交えながら、こう熱弁を振るった という。
「郵政民営化はPRO-ACTIVEな改革が必要だから急ぐ必要がある、郵政を黒字たらしめ ているのは郵貯、郵貯は貯金を国債で運営する利ざやで自動的に儲かっている(郵政 労働者の苦労などなんの足しにもなっていない!)、(だから郵政民営化は郵便局を) 全国に支店を持つコンビニエンスに生まれ変わらせて、新しいビジネスケースとして 再生させる必要がある」
 そうなんだ・何のことはない、小泉が息巻く郵政民営化とは、全国の郵便局をコン ビニ化することなんです。
 セブンイレブンかローソンにそっくりそのまま郵政事業を丸投げすること、小泉が 一番得意とする手法、それをまたやろうとしているのです。
 そのために厄介な郵便局の労働者の首を切り、地元に密着した特定郵便局も切る、 そして一番儲かる郵貯は三大銀行のどこかに任せる。
 コンビに行くのさえ困難な田舎のお年寄り・高齢者の命などは、この新しいビジネ スケースの犠牲になってもなんとも思わない、構わないと言うことなんです。
 皆さん!これでもこんな小泉や竹中などに、この国を任せていいと思いますか?
 小泉が「政治生命をかけると意気込む郵政民営化」とはこの事なんです、郵便局の コンビニエンス化なんです、納得できますか?
 尚、この情報はこよなく石原慎太郎や横浜市長中田に憧れる、ある街の市会議員の ホームページから得たものです、まず正しいと思います。