投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

護憲戦略の再構築

2005/03/16 ケイエム生 30代 無業

 はじめて投稿させていただきます。党籍はありません。

 最近いよいよ自民主導の改憲が本格化してきたことに危機感を感じており、何 か発言する必要があるように思えてきました。

 ただ、近年改憲に反対しますと、ただ護憲を言ってもだめというようなことを 言われます。
 たしかに憲法を読めば補充や規定新設の必要が無いとはいえないように思いま す。

 しかし、こういう意見を述べますと、えてして護憲派内部では改憲に利用され るだけだという批判を受けます。

 一理あると思いますが、ここまではっきり改憲案が「起草」されてくる時勢に は、真の改憲とは何かを護憲の側から示す必要もあるようにに思うのです。憲法 は改憲の規定を持っていることは間違いないのですから。

 例えば、天皇制削除→共和制移行、平等規定の充実、特に男女同数規定や性的 指向による差別禁止、行政監察のためのオンブズマン制度、社会権条項の充実、 曖昧な9条をすっきりさせ、2項の武力放棄のみに簡素化するとか、その他いろ いろありえます。
 いずれも、憲法の精神に沿った改正であり、これこそ憲法が本来予定する改正 ではないですか?こういう提案も改憲に利用されるだけでしょうか。

 ちなみに、いま自民がやっているような前文まで含めた全面改憲は一種のクー デターであって、改憲というより憲法廃止ではないのでしょうか。国防義務とか 軍の保有のほか、人権に大幅な制約を加えるようなことは現憲法が許容しない新 たな憲法の制定ではないか、と考えるのです。

 これは合法性を装った軍事クーデターであると、ちょっと大袈裟ながら、最近 想います。

 ※なお、「人権擁護法」についてのウェブサイトが勝手に削除されたという投 稿をされた方へのお尋ねですが、よろしければどこのサイトかお教えいただけれ ば幸いです。

 では、失礼します。
ケイエム生