<反日行動の根源を問う>
今まで、日本は、アジア、とりわけ今まで北朝鮮に向けて、テロ的なプロパガンダ
を執拗に行ってきました。横田めぐみさんの骨の鑑定がまやかしだったと、科学雑誌
「ネイチャー」で、暴露されもしました。皆さんは、ご存知でしょうか?
そして、アフガン・イラク戦争には、戦争をし掛ける米国に同調し、参戦しました。
大量破壊兵器の査察なんていうのは、私は、最初から米国の戦争じかけの道具と看破
していました。ですから、志位委員長にも助言しました。
この間、アフガンの人々、イラク人は、何十万人も殺されました。いえ、殺しまし
た。
さて、米国のアジア・中東に向ける戦争シナリオは、際限がありません。各国は、
この米国の凶暴性と危うさを、うすうす、見抜き始めました。権益で忸怩たるものも
ありますが、その国益性からいっても、世界の長期的な平和を志向せずに、自国の平
和もないということに、きずき始めたのです。
こうしたなかで、一人、ゆで蛙状態の日本は、その危うさも、人の頭においた足の
汚さも自覚することなく、米国の奴隷となって、今日も日がな、ふやけた頭で居眠り
です。
日本は、アジア侵略等、過去の問題と、現在のアジアなどの異議申し立てを真摯に
直視し、当然つながる道筋を断つという、愚行はやめていただきたいと思います。テ
レビ新聞は案の定、軽薄なタレントやコメンテーターが、痴呆振りを披瀝しています。
朝日新聞は昨日、少し、ましかと思える社説が載ったと思うや、今日4月13日は、
「事実を伝えてほしい」などという、支離滅裂な言辞でごまかし。15人殺した「中
国潜水艦の日本領海侵犯事件」などを、もっともらしく、言及しています。事実を知
らない、事実を知らせないのは日本政府とあなたがたメディアそして、日本愚民です。
笑わせないでもらいたい。
しんぶん赤旗も、ブレながら、それでも、一部は、各国のメディア情報をつたえる
から、ましです。フランス「フィガロ紙」には「第二次世界大戦の終結から60年経
つが、日本はみずからの過ちを認める力がない」とまで、愚弄されています。
繰り返します。市田書記局長の「過去の侵略戦争と現在起こっていることを区別し
て考える」のは、右翼の常套手段です。靖国参拝、歴史を歪めた捏造教科書の導入、
君が代・日の丸強制・教育への不当な介入、戦後補償裁判裁判など不誠実な態度、こ
れらは、すべて、過去の侵略戦争と直結し、今国が進める米国の戦争へとつながって
います。確か、しんぶん赤旗をきちんとよんでいれば、理解できるのですが。
朝日新聞は一面で、「米国の第一軍団司令部移転 政府、座間受け入れへ」と報じ
ています。また、東アジアの資源権益受注とかなんとか、ここまで、戦争状況が具体
的に見え始めました。せめて、世界の流れの中で、戦争を意識しつつ物事を捉えましょ
う。