最近、銀行等で偽造カード対策として、生態認証導入が進められています。
そして、4月14日付のしんぶん赤旗では、佐々木議員が、障害者など、ヘルパー
の助けをかりなければならない人に対する配慮を、訴えています。
ですが、私は、この前にこうした手のひらの静脈などで識別することそのものに疑
問を感じます。
個人情報保護法など、権力の監視のみがつよまるなか、また、指紋押捺問題なども
あるなか、どうして、これこそ、プライバシーそのものではないかと思う問題が、す
んなりと隠されてしまうのでしょうか。
偽造カードで、盗難に遭うことが悪いのなら、今度は、お札がその人のものである
か否かが、問われるようになるでしょう。本来、「偽造カードで、引き出せること」
が問題なのです。盗難という犯罪を起こさせないことこそが、ポイントなのです。
こうして、問題のすり替えが、いたるところで、蔓延りつつあります。
学校での、捕獲網や監視カメラなど、根源を履き違えた対応が、クローズアップさ
れていますが、ほんとうに、戦争の仕掛けがどこでもここでも浸透してきたと思いま
す。