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「反日」を焚き付ける「蛙の面に00」の日本国家

2005/04/18 長壁 満子 40代 金融

 4月18日付け、朝日新聞は引き続き、一面から、
「デモ被害謝罪応ぜず」とか、
「日本企業の被害拡大」ーー上海 日本料理店 残念
 日本企業の被害拡大
 などを、現象面から報じるのみです。
 そして、極め付きは「愛国無罪」の危うさと社説で、結論付けます。
 一人、在日の知識人を掲載し、中国政治の「愛国主義」をその歴史から中立風に評 論させ、思いやりのある「他を理解する日本人」に、「中国人の胸のうちを少し、理 解してくれれば」と、「ゆで蛙の和」を説かせています。
 しんぶん赤旗は、さすが。
 一日目のえらそうな、市田書紀局長の言は影をひそめ、賛意はしないものの、抗議 の意味を捉えながら報道しています。
 2面には、「日中両外相が会談ーー反日デモで双方が主張」の横には、「昭和の日」 法案ーー侵略の歴史を祝わせるのかと、編集もセンスを感じます。
 そして、「読者の広場」、ようやく、編集局を代弁するかようなーー「反日デモ」 を私はこう思うーーと、読者の声。サークルで学んだ歴史をもとに、中国の今の行動 を理解する思いを述べていますが、最後は、やはり、赤旗の限界を感じるもの。
 「中国ではいま、そのことで抗議のデモが起きていますが、暴力に訴えたり、一部 の人物の言動と日本国民全体とを混同したりしない、冷静な批判と対応を期待したい と心から願っています。」と結びます。
 78歳の菅原恭正氏だが、一部の権力者の言動を適切に批判もせず、戦争国家への 道を支えているのはあなたを含む日本国民全体ではないだろうか。おそらく、戦争体 験者でもある菅原さんは、サークルなどで学ばなくても、戦争の何たるかをご存知と 思うが、こうして、他人事のようにしか、語れない、私達の臆病な気持ちが、中国の 人々の怒りを買うのである。
 それにしても、海外企業は、そこで働く邦人や現地の人々は、まず、利害の前に、 自分たちの置かれている立場を真摯に直視して、真に前向きに問題を解決する方向に 持っていけないのだろうか。
 菅原さんは、どうか、もう一歩、勇気をだして、世界戦争の駒となろうとしている ことの恐怖を実感し、中国の人々の危機を共有して欲しい。
 日本人だからこそ、言える、言うべきことがあるはずである。
 もっとも、菅原さんの原稿を、しんぶん赤旗が、修正していないことを前提にもの をいっているので、食い違いがあったなら、勘弁してください