憲法改訂(悪)に反対する9条の会が全国的に組織されていますが、最初の呼びかけ人は無党派の人でした。
しかし、地方組織である私の街の9条の会の呼びかけ人と幹事という人は、殆ど共産党員と共産党系といわれている組織の幹部が占めています。
果たして共産党が憲法の改訂(悪)に反対する「9条の会」に参加する資格があるのでしょうか。
現憲法を採択した「第90回帝国議会」で唯一反対した「政党」は共産党です、確かに「天皇制を残した」という点は反対に値します、しかし参議院を設置して2院制にしたことと、「自衛権」を規定しなかったという理由はどうでしょうか。
今でも共産党は「自衛権」を主張しています、その自衛権とはどういうものか「世界の流れの中で憲法問題を考える」という著書では「自衛権を持つことと常備群を持つことは違う問題です」と言いながら「侵略されてもなぐられっぱなしという立場はあり得ない」としています。
では侵略されたり殴られたらどうするか、22回大会では「急迫不正の主権侵害」の時は、国民に抵抗を呼びかけるとともに、自衛隊が存在しているときには自衛隊も活用する、と言っております。
ただし国民が抵抗する場合の方法は示しておりません、まさか「竹槍」ではないでしょうが。
そのほかにも、大規模災害が起こったときにも自衛隊を活用する、とも言っております。
では、自衛隊が解消された後には国民だけで抵抗するのでしょうか。
私は「自衛権」などと宣言することは不要だと思います、というより「自衛権」を否定した上で「常備軍」を持たないことを世界に宣言することにより「急迫不正の主権侵害」は皆無となる、「殴られる危険性」は発生するかもしれないが、そのときは「平和的な外交交渉」と「世界の平和を愛する国、人々」に呼びかけて回避できると思います。
大規模災害の時は「設備が完備された大規模な災害救助組織」を今から作っておけば良い、世界最大の軍隊のあるアメリカでさえ、大災害の時は軍隊でなくレスキュー隊を使っているのですから。