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JR尼崎事故と傭兵の拘束事件は究極の民営化

2005/05/12 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 イラクで「日本人傭兵」が武装勢力によって拘束された。
 元自衛隊員で21年もフランス外人部隊に在籍していた「戦争のプロ」と言われる、 家族の動転ぶりは悲しいが、今のところ高遠さんたちの拉致事件の時より、インター ネットサイトも含めて市民の側の動きは乏しく、覚めている。
 しかし日本の外務省も現地の大使館も「何も知らない」と逃げを打っているが、職 務として危険な人物は特定している筈だから、結局は責任逃れだろう。
 今回の事件の表面化で、イラク戦争が文字通り危険な場所や汚い場所は、雇い入れ た「プロの戦争屋」に担われていることがより鮮明となった。
 米軍は予備兵の補給がつかず、さりとて危険な場所に厭戦気分一杯の兵士は送り込 めない、そこで日当10万や20万払って民間の傭兵を雇う。
 色々と囁かれていた「戦争の民営化」がより以上進行しているのだ。
 「世界最強の米軍」ですらもう独力ではイラク戦争を闘えないのだ、そこにまとも に鉄砲も使えない自衛隊員を送り込んでどうする。
 今度、戦闘場所が移動してサマーワに照準が置かれ、自衛隊が狙われたら小泉純一 郎はどう責任を取るだろうか。
 これはJR尼崎の大惨事で露呈した、「なんでも民営化」、「安全より収益の民営化」 と同じく民営化の行き着く先でもある。
 金によって人間が人間でなくなり我を忘れてしまうのだ、次々明らかとなるJR西日 本首脳陣のアホさ加減がそのことを証明している、収益のためには自分の心さえ売り 払ってしまう民営化に何を期待するのか。
 「弱肉強食」がまかり通り、弱者が見放され、差別と格差がますます拡大する社会 に未来があるのか。
 「やれることは何でも民間に任せる」これが小泉の構造改革である、放っておけば 私たちは潰される、自民党どころかこの国さえ、小泉にぶっ壊されてしまう。
 今しかない、小泉を放り出せ、石原慎太郎たちをぶち倒せ。