志位さんが25日放映予定のテレビ番組で、日本の条件付国連常任理事国入り
を支持と表明と赤旗が報じている。
ビックリと言うか志位さんの政治家としての現実感覚を疑ってしまった。
日本の常任理事国入りを「条件付で支持している」アジアの国々は少ない、そして
アメリカさえもだ。
この報道を見た韓国や中国、アジアの人々がどう思い、どう受け取るか、志位さん
は考えたことがあるのか、大半の人々は「日本の野党・共産党も常任理事国入りを支
持しているのか」と思い、より日本の歴史認識に対する不信感を高めてしまうだろう。
かつてこれと同じようなことが起こった、あの「日の丸・君が代」問題、国旗国歌
法成立の時だ。日本共産党の「法律がないから国旗・国歌を決めたほうがいい」の発
言から、現在のトンでもない日の丸・君が代の強制や処分問題が起こっている。
同じ事をまた日本共産党は引き起こそうとしている、そしてそのことに無自覚なの
だ。
確かに現在の日本国憲法の条項の一部が国連憲章のそれを取り入れたものであるこ
とは否定しない、しかしアフガン戦争もイラク侵略戦争もその国連の枠を超えたアメ
リカやイギリスの侵略戦争である。
そのアメリカやイギリスに従って、イラクに自衛隊を送り込んでいる日本が、例え
首尾よく常任理事国らに入ったとしても一体何が出来るのか、「アジアの人々の信頼
を高めることができる」とでも志位さんは云うのか。
幸い放映はまだである、志位発言は取り消すべきである。