ロム3さん、さっそく、ありがとうございました。
さて、いろいろ。お褒めいただき、穴があったら入りたいほどでございます。
私の個人情報も、また、私が流している「親ばか情報」も、この際、少しでも、身近な話題となるようにという計算があってのことです。
私は、この間、最初は集会等で訴えていた頃から、どうも、「戦争が一つの話としてしか語られない」ことに、非常な違和感を覚えていました。アフガニスタンのブルカといえば、「訳の分からない途上国のこと」。タリバンといえば、野蛮な女性差別の権化というふうに。
そして、イラクやパレスチナの自爆といえば、「爆弾巻いて突っ込む狂気のイスラム教」というふうに。
こうした他人事の偏見や評価は、相手に対する想像力の欠如と差別意識であろうと思います。もう一つは、自分の位相から遠く切り離して、遮断することで、血生臭い戦争も殺戮も、また、日本軍隊がそうした現場にいっていても、さほど切迫感も持たずに安閑としていられるということ。
こうした感覚を感じるたびに、私は、「温度差・ゆで蛙」という表現で、糾弾してきました。もっとも、最初は、メディアや著名人などの権力にある立場の方々が主流でした。
そして、権力者の片棒を率先して担ぐかにみえる一般の面々、そのトップは、さざ波関係でも複数の掲示板で語られているように、右翼的な2チャン系です。
前置きが長くなりました。
ともかく、このような事情で、アフガン攻撃、イラク戦争、最近はスーダンなどの酷い状況をリアルタイムで知るにつけ、私はひとり、戦場にたって、ひとり、ブッシュ政権の攻撃をうけているかのような錯覚に陥ってしまいます。
国内でのさまざまな戦争状況が、人より早く目について、心は平安ではいられません。
昨日から今日にかけて、この辺は、軍用機の音がかまびすしかったです。
3週間前のこと。
団地の草取りがありました。
後半、男の方たちが、一本の木に、青ネットをかぶせる作業をし始めました。「何のために?」と訊きますと、ホームレスが座らないようにとのことでした。その木の周りには、丸い石椅子があり、私は子どもと学校のことなど、長いこと、話したばかりです。いえ、近所の子や若い男性がときに、本を読んだりしています。
ホームレスなど、見たことはありません。私のいぶかしむ質問に、周り女性たちも「不審な人が入らないようにだと思う」とか、「一度、ずっと前、知らないおじいさんがすわって、寝転がっていたから」口々に応えます。
私は、「ホームレスだろうが、いえ、そうした困った人が座る分にはいいのではないか」と応えました。
何回かのヤリトリで、「そうよねえ、おかしなことをするわと思っていたのよ」と、同調者が増えました。
私は、また、最近の草の根ファシズムの芽ともいうべく風潮の例をあげて、おかしな動きを監視するようにお願いしました。
さて、私の家の近くの郵便局に、ある日突然、おどろおどろしい警戒ラベルで、一杯になった際、私は、ぎょっとしましした。心地よくないのです。郵便局を使うたび、なにやら、緊張が走ります。自動支払機を使う際、振込み手数料を見ようとしたとき、前で使用中の人ににらまれました(これも、私の行為が不審なのでしょうね)。
イトーヨーかドーに買い物に行けば、「亀有警察が」のアナウンス。「犯人があなたを狙っています」の連呼には、「ここは犯罪の街」かと錯覚します。決して、気持ちよく、買い物したり、お食事したりできる状況ではありません。
そんな私は、一昨年、20数万、引ったくりにあっています。
20分近くしてこられた警官お方2人から1時間以上の質問や現場検証、いまだかつて、一枚のキャッシュカードを拾った少年の親切があっただけで(警察経由でしたが)、期待していたカバンさえ出てきません。
先日は、子どもが(また出てきます)、お財布を拾いました。警察に届け、翌日、落とし主に無事戻りました。
私が何を言いたいのかといいますと、学校での不審者事件があれば、「誰も彼もが不審者に注意」し、卒業者も、現役学生も、すべて、いつでも、不審者になるという怖さです。
痛ましい事件の数々も、不審者は、卒業生であり、校内の学生であり、なにも、全く見ず知らずな、不審なものとは決まっていません。
郵便局でいえば、半年ぐらいでしょうか。テロテロといわれ始め、都知事が「生物兵器を想定して」テロ対策の実験をやりました。
その頃から、一人の警備員が狭い郵便局前に一日、立ち始めました。することは、郵便局に来る客に、「いらっしゃいませ」と頭をさげ、「お気をつけてお帰りなさいませ」送ってくれるのです。
もっとも、その方は、警備中と書いたビラを背にしても、いかにも、従順そうな、お兄さん風で、いかめしさはありませんでしたから、悪い人にも、威嚇の効果はなかったものと思えます。
ロム3さんは、早くも、こうした煽り犯罪の被害の被害をうけてしまわれたようですね。今は、戦中とも言える状況で、毎年、生活困窮者の自殺が続いています。先だっては畑の盗難もありました。
私は、よく考えて見ますと、個人情報はでまくりで、学会の方に猫のお世話になり、鍵を預かってもらいます。これほど、いつ、犯罪にあってもおかしくない人間はいないと思います。でも、私は、テロや犯罪などの人間がすることよりも、地震のほうがよっぽど怖いです。
一週間前も、信号機のところで、「バカヤロウ!! いい加減いしないか」などと、ぶつくさいっていらっしゃった人がおりましたので、「おじさん、そんなに怒らない方がいいよ。いらいらしていると、事故にあうから。気持ちは分かるけどね、ほら、危ないでしょう」といいますと、戸惑ったように、「お、そうか」と、いいながら、去っていかれました。
>不思議なのは、郵便局の前に「警察緊急警戒中」だとか、「防犯ラメら設置」だとか、のおどろおどろしいラベルがべたべたと張りめぐらされているというのに、異も唱えず、ましてや、「郵便局民営化反対」の声はドコにもないということです。
これら、「警戒」に疑問すらもてなくなった家畜化現象こそが、問題とされなければなりません。次回、また、触れたいと思います。
この文言も、気を悪くされた方もいらっしゃると思います。
職員の個々の方は、頑張っていらっしゃる人を知っています。
私のこうした大雑把な物言いは、当然、この郵便局の方に、2,3質問をして、問題意識があまりみえないことを考慮して、いっています。というより、世論としても、一人、職場のこととしての問題でなく、郵政民営化の根源も視野に入れた問題提起で、闘って、工夫しながら声をあげてほしいと思うのです。
長々と、書き込みましたが、お許しください。