TBSテレビで、みのもんた氏の愚劣に付き合わされる。
朝から、ゆで蛙の面々をみていると、自虐的にさえなってくる。
天気予報は、お姉さんふうが、きょうの最高気温は33度です」とにこやかに、さら
りと、伝える。温暖化で、アフガン人の命が100万人消えていったと伝える、中村哲
氏のことなどを思い浮かべる。バーミヤンの遺跡が爆発された(示威行為)のは、こ
うしたパニックになる寸前であった。おいつめられたSOSであったのだ。が、世界
は誰も聞く耳を持たなかった。あろうことか、国連が経済制裁をやり、さらに飢えさ
せ、挙句のはて、2年前から意図していたという米国の攻撃を黙認した。カブールの
傀儡政権ができたとはいえ、戦闘は続いている。昨日のしんぶん赤旗によると、タリ
バン600人掃討とか。そうして、戦争は拡大し、今、イラクでの自衛隊は、よれよれ
の憲法で、かろうじて、守られている。
今日の新聞は、サマワの自衛隊基地で爆発があったとされているが、よくも、命が
持つものである。レジスタンスの命は、イラク民衆の命は何十万と失われているので
ある。おかしくはないか。
うわさであるが、劣化ウラン弾をあびたらしい自衛隊員の子どもに奇形の障害を持
つ子どもが生まれたという。ありえる事例である。具体的に現れるのは、5年後が顕
著であるといわれているが、湾岸戦争、ベトナム戦争の経過を見てみれば、何があっ
てもおかしくはない。森住さんの無脳症のあかちゃんの写真をみて衝撃をうけたのは、
3年前だろうか。
米国の戦闘兵器は、ますます、残虐に、ますます、毒を拡大している。米兵は然り、
サマワの基地に閉じこもっていてさえ、劣化ウラン弾の効果は容赦しないだろう。当
然、イラクの人々への影響は、何百倍もである。
こうして、資源収奪にいき、かなわぬからと、ロボット兵士を変わりに導入させた
ところで、最低限の人員は必要になるのが戦争である。米国は兵隊が足りなくて、民
間会社の傭兵も不足であろうか、いな、現状に合わせて、金が要りすぎるのであろう
から、国軍として日本兵を当てにするのは自然の成り行きである。
こうしてみてくると、普段、何気に、自分たちが浪費しているつけである温暖化が、
遠い国の人々の命を粗末にし、国土を荒れさせ、報復を招くことになるということに、
気付く人はいないだろうか。
過剰発展国の米国や日本が、地球のどの位置にあるのか、どういう役割を持ってい
るのか、もう少し、意識してはいかがだろうか。
そのうち、あなたがたの子や孫に、指のない子や脳のない子、口が張り裂けた子が
うまれるかもしれない。そのとき、あなたは、子どもの未来に責任がとれるとでもい
うのだろうか。