住基ネットについてご批評とご指摘頂きありがとうございます。
投稿で書いたように私も原告の一人です、しかし私が原告になった理由は、やはり
プライバシー侵害の問題、また人間を番号で呼ぶような制度への疑問(確か当時「ウ
シは10ケタ、ヒトは11ケタ」のTシャツが売られ、私も買いました)、それと国
が主張してきたコンピューターへの信仰に近い万能論への反発があって原告となった
ので、金沢地裁の判決理由などには全く囚われていません。
事実関係でも、私が受け取り拒否した封筒は11桁の数字が書かれたカード状のも
のでした、「ICカード」が送られてきたなどとは書いていません、ご指摘頂くのは結
構ですが、主旨を外れるような書き方はしないで下さい。
この事は長壁さん、そして銀河さんの「兵籍簿」のことでもそうと思います、長壁
さんが講演に行かれて聴かれた和歌山の本多立太郎さんの話を引用されただけなのに、
なにかおかしな主張をしていると理解されているように思います。
しかし今、イラク戦争で兵力不足に悩むアメリカが、1200万人かの兵役適格者
のデータベースを作っていることが発覚し、反対の声が上がっています。
戦時下の情勢において、住基ネットは戦争の資料としても有効だと思います、「戦
争への道」が勇ましいのではなく、現実の問題として浮かび上がっているから危機感
をもって考え、警告するのが必要なのです。
そうでないと住基ネット訴訟の意味すら失われてしまいます、矮小化されてしまい
ます。
どうも仰ることがステレオタイプ的で、かつ公務員さんらしく自分の仕事として一
定部分を是認の上に話を進められているので、正直若干の違和感を感じています。
ご指摘のように櫻井よし子や杉並の山田区長のような、基本的に右翼的スタンスを
取る人物も住基ネットに反対していますし、各地で起こされた訴訟は原告全員が同じ
理由で訴訟に参加したのではないと思います。
原告にとってはどんな理由であれ、基本は「自分が住基ネットで縛られ、11桁の
番号で管理されるのがイヤ」それなのです。
闘い方その方法は色々あるということです、金沢で勝ったからといってそれが全国
化していいとは言えないと思います、また「市民レベル」と言われると何の事か分か
らなくなります。
今後各地で、色々な判決が出ると思います、金沢での勝利の直後、名古屋では敗北
しました、私の地区でもどんな判決が出るか分かりません。
しかし私は、どんな理由であれ住基ネットは許さない、制度廃止を求めて原告とし
て闘っていくつもりです、だから金沢の勝利には「一先ず良かったな」位の評価しか
していません。
折角のご指摘に反論してしまったようですがごめんなさい。