銀河さまへ
住基ネットに対する私の見解へご意見頂きありがとうございます。
既にこのサイトでも明らかにしている様に私の立場は現役の活動かではありません。そういう意味では、銀河さんや寄らば大樹の影さんから見れば物足りないのは良く理解できます。
ただ私の主張が十分伝わらなかったのか、銀河さんが言われています「役所の仕事の効率化」に役立つという宣伝をしているのではありません。私が言いたかったのは、日本が押し進めている戦争への道の中で住基ネットの果たす役割は、全国民を排他的な番号で国が管理(正確では無いが)している訳ですから、戸籍や住基の現状の管理形態より国が効率的に利用できる物でしかないと主張したつもりです。(確かにこの見方は住基ネットの本質を矮小化しているかもしれませんが、「戦争への道」への対比として単純かしています。)そういう意味で「効率的」と使ったつもりです。
さらに住基ネットはまだそのたくらみは成功していません。多くの国民が国による管理を拒否しています。(非接続の自治体、希望者だけの自治体もあります)そのさいの闘いの武器として自己情報のコントロール権を認めさす事により、国の政策が憲法違反(限定的ですが)だとの判決を勝ち取ったのが金沢地裁判決です。
こうした判決を武器にさらに離脱自治体、あるいは拒否される市民等が出れば住基ネットは機能しなくなります。(その可能性があると申し上げたつもりです。)
住基ネットの現状は、国はこうした反対運動に対応するため、安全であり、国民のプライバシーを守る等色々発言させられ追い込まれています。(当初国がもくろんでいたシステムにはなっていない)この闘いは勝利するか、あるいは国のもくろみ(徴兵制の道)が成功するかの瀬戸際だと認識しています。
銀河さん達が言われる戦争への道を、国の政策一つ一つがどういう役割を果たしているのか、具体的に検証して具体的に戦う事が重要だと申し上げたつもりです。
話は全く違いますが、私は共産党を支持しています。共産党としてこういう立場で住基ネット反対の闘いを組織すべきだとの思いから発言したつもりです。全てを「戦争への道」と単純化して運動する事は、幅広い国民の支持が得られないとの立場です。
この基本的スタンスが銀河さんとは全く違いますので、これ以上議論する考えはありません。ただ私が行政の立場から発言している様な誤解をされていますので、その点だけは私の主張をのべさせて頂きました。