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これでも投票に行けと言うの

2005/07/03 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 兵庫県の知事選挙が行われている。
 立候補者は官僚上がりで自・公・民・社推薦の現職と、共産党推薦で若いと言え、前回の県議選で敗れた新人の一騎打ちである。
 典型的なオール与党体制と勝ち目のない共産党の対決の構図だ。
 だから選挙戦は一向に盛り上がらない、選管の「あなたの明日を決める選挙です、投票に行きましょう」の掛け声だけは聞こえるが、どの陣営の声も聞いた事がない。
 選挙の看板は立っているが、庶民にとって選挙は「どこか遠い町の事」くらいしか思えないのだ。
 このままでは投票率が30%を切るのではないだろうか。
 今回、共産党の対応は遅かった、公示の1ヵ月前にやっと候補者を決めたので精一杯、得意の市民団体工作も、また野党への共闘などの申し込みも聞いたことがない。
 県民にとって課題は山ほどあるのに、改革派とも云えず、何の実績もない中途半端な現職に、殆ど何の抵抗も組織しえていない。
 そう云えば今回、どの選挙でも頑張っている「新婦人」など、オバチャングループに一度も対面したことがない、これだけでも選挙の低調さがわかると言うものだ。

 選挙戦最終日の今日の夕方、現職の候補者の宣伝カーと遭遇した、彼らは余裕である、「投票率が低いと問題です、皆さん是非明日は投票して下さい」と選管の代弁をしている。
 私は思わず怒鳴ってしまった「お前らが出るから投票率が低くなるんだ、すぐ辞退したらもっと面白い選挙になるよ」つて。
 真面目な共産党員さん怒るだろうな、ごめんなさい。