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金持ちの使い勝ってのいい介護保険

2005/07/25 ロム3

 鳴り物入りで始まった介護保険も、赤字財政になったのか、今年6月見直されたようだ。ケアマネージャーの話を聞くと、かなりつかいづらくなったようだ。

 私の知人のなかでも、比較的立派な家屋に住んでいる人は、上手に活用しているようだけれど、貧困家庭では介護保険活用にふみきれないようである。使うにはお金がかかる。貧乏人の掛け金で、金持ちが良い思いをしているように思う。

 仮に私が、自立出来なくなっても、バラックのような我が家では、車椅子対応に改造するのも並大抵ではないし、長期入院か、施設に入れて貰うことしか考えられないが、公営の施設は満杯で、まず無理だろう。民営なら間違いなく介護保険は使えるのだが、月20万円以上もかかるみたいだし、到底はいれない。行き場がないから、早く殺してくれという発想になる。安楽死法案を作ってもらいたいと、仲間うちで話している。

 生命保険などで、病気や障害補償をつけていても、一回も使わずに満期になると、損した気持ちになる人もいるようだが、私は、貰わずに済んだということは幸せなことだと感謝している。介護保険も使わずにコロリと死んでしまえばその方が幸せではあるが、そうは行かない場合が多い。現状では、金持ちは使いやすいが、貧しい人間はつかいづらい。もっと、悪く言えば、介護を商売にしている人間の利益補償をしているようだ。こうなると、道路公団のように天下りの温床にもなりかねないと思う。

 とかく現行の法律には矛盾が多い。
 先日、姉と電話で話していたら、心臓弁膜症だと診断されたけれど、手術はできないと言われたと話していた。
 今日、友達に電話したら、友達も心臓弁膜症だという話だ。彼女は70代に入ったばかりだから、手術できるものなら手術したいといっているが、自分で希望したら、保険が利かないだろうと言っていた。

 手術できなくて我慢している患者は、身体障害者としては認められなくて、手術が成功してバリバリ働いている人は身体障害者1級である。身体障害者の基準なんていい加減なものだなーと思う。