「悩める一人」さんの7/10のご意見至極当然と思います。ただ、その場合は、
党の見解が変わったときには、「やあやあ、ごめんごめん、あんたの意見のほうが正
しかったよ。除籍を取り消すからまた戻ってよ」というように、?出入りが普通に行
なわれる状態でのことです。
いったん切ってしまったら、離党だろうが除籍だろうが、除名と同じで敵と同じ扱
いになるのが現実で、復党などは考えられません(長期未結集などの場合は別)。だ
とするならば、情勢次第では変わるかもしれない時々の政治課題での党の方針、見解
と異なる意見を主張したからといって(例え党外であっても)、除籍すべきではない
のです。
もう一つは、あなたが萩原さんの個人史からして理解できると言われていますが、
同じように、?党の見解が間違ってはいなくても、ある人にとってはどうしても賛同
できない場合があります。例えば、差別問題や事件の当事者にとって、党の見解とは
違う意見を持ったり、生ぬるいと感じることはありうることです。その場合に、当事
者でありながら党と意見が違うため党外で意見を言うことができないということは、
世間的には不自然なことです。
さらに言えば、党自体が君が代・日の丸、天皇、自衛隊など、立党の精神に背
く右旋回をしているとき、党員は公然と批判することもしない、これでは、天皇や軍
部の言いなりに戦争に協力した戦争中の日本国民と同じことです。
内外で公然とした、自由な批判を保障することが、党の官僚主義を正し、民主主義
を実現する唯一の保障だと思います。