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共感を勝ち取る選挙に

2005/07/18 トトロ 50代 契約社員

 選挙が苦痛だった。いまは自ら選挙運動に関わることはなくなったのだけど、選挙の時期になると憂鬱で仕方ない。何故なのだろう。自民党の候補者連呼は、候補者自身のだみ声ならまだしもアナウンサーばりの美声ばかりで欺瞞にみちみちていてうっとおしい。
 対極で闘っているはずの共産党といえば、「○○は共産党だけです」の一点張り。例え事実であろうと「共産党だけ」は果たして有効なアピールだろうか、と疑問を感じる。
 要は、選挙において、有権者の問題意識とどこまでつながっていけるかではないだろうか。おもねりが功を奏すというのではなく。
 きちんと立場を表明して有権者の共感を得る事。紋切り型に陥ることなく、その都度的確な表現で本質を明らかにする事。
 まるで国民一般が何も知らないが如くの説教調にならない事。(侮辱されているような気分になることがあるのです。例え私一人に言っているのではないにしても)
 選挙を戦うなかで、共産党党員の方達も感じてきたことではないだろうか。

 たとえば私達国民の痛みが具体的に語られて共感するときの高揚感、(独裁者ヒットラーのような雄叫び型ではもちろんなくて)そんな選挙にたちあえたら、と願うものです。