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労働者の権力の確立

2005/07/19 大橋 50代 工場労働者

 社会主義政権を樹立するうえで一番必要なこと、それは

 労働者の権力の確立である。

 プロレタリアの執権とは、共産党の一党支配ではない。労働者の組織が、政党を、 あるいは特定の候補者を選挙で支持するか否かで、影響力を行使する。社会主義社会 での政治家は、こうして労働者の顔色をうかがい、政治を行わざるをえなくなるなる ようにする。つまり労働者が主で、政治家は従でなければならない。

 社会主義革命に政治の果たす役割が低いといっているのではない。「まともな共産 党」が議会で活躍することは必要なことだ。忘れてならないのは、最初はまともな政 治家も、時とともに変化するという事実。ソ連の歴史、あるいは金正日の蛮行は、 「共産主義者の政治家」が労働者に牙をむいた証明である。

 いま必要なのは労働者の権力を確立すること、それができれば、自ずと、「まとも な共産党」は議会で勢力を伸ばし、政治は変わる。
 共産党が内部から自然と変わるのを期待するのではなく、強大な労働者の権力を確 立し、共産党がその影響下におかれざるをえなくなるようにすること、つまり、労働 者の力で共産党を変えることなのである。

 労働者を組織せよ!